中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
1件の記事があります。
ページ先頭へ↑
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、大山隠岐、足摺宇和海国立公園があります。
巡視や現地調査に出かけると、少し歩くだけで汗が流れてきます。木陰や海からの潮風に足を止めて、ほっと一息「涼しいー」とつぶやいてしまいます。
暑い夏に涼を求めて、はたまた夏を満喫するため海水浴や山へ出かけた方も多いことでしょう。
国立公園の中でもふと周りに目をやると、今年も暑さに負けず凛とした花を咲かせている植物に出会うことができます。白やオレンジ色の花が夏の空や瀬戸内海の青、そして周囲の植物の緑によく映えています。
ハマカンゾウ(撮影:伊方町 佐田岬)
ハマオモト(撮影:伊方町 佐田岬)
サギソウ(撮影:今治市 蛇池)
今回紹介した植物3種はいずれも、瀬戸内海の景観を構成している主要な種である等の理由から、瀬戸内海国立公園の指定植物とされており、採取には許可が必要です。景色や花の姿は胸や写真に納めて、思い出とゴミをしっかり持ち帰ることにしましょう。