中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、大山隠岐、足摺宇和海国立公園があります。
休暇村瀬戸内東予のウォーキングイベントの一つ、
「永納山城跡と笠松山・世田山歴史探訪ウォーク」が行われました。
参加者は11名、皆さん県内から集まったお元気な方ばかりでした。
今回のコースである3つの山の遊歩道沿いや周囲の丘陵には、
古墳群や遺跡が多く見つかっており、史跡と風景を
一度に楽しむことができます。
写真:いざ出発。新緑が迎えてくれました。
永納山では、山をぐるりと囲む列石や土塁などの城壁構造が
発見されていますが、城跡の内部の構造など、
まだまだ発掘途中とのことで、ビニールシートがかかっていたり、
実際に作業されている方もいらっしゃいました。
永納山城跡は7世紀後半に東アジア情勢の影響を受けて築かれた
古代山城と呼ばれるもので、平成17年に国史跡に指定されたそうです。
(※永納山は国立公園には含まれていません)
西条市立東予郷土館の職員の方からの説明を受け、
また、地元の参加者から歴史にまつわるいろいろな話も飛び交い、
私も勉強になりました。
写真:永納山の城跡発掘現場にて。目で見て、触って。
写真:永納山の城跡発掘現場にて2。
眼下には穏やかな燧灘(ひうちなだ)が見渡せます。
新緑・歴史・瀬戸内海の景色を楽しみ、美味しくお弁当を食べた、
およそ4時間のウォーキングとなりました。
3つのうち一番高い笠松山でも山頂357mの山でしたが、
山の登り下りに良い汗をかきました。