中国四国地方環境事務所

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中国四国地方環境事務所TOPICS>2006年度

【地区便り】大久野島ビジターセンター便り Vol.13

2006.09.01 広島事務所

まだまだ、残暑が残る毎日ですが、海からの少しひんやりとした風から秋の気配を感じてきました。夜は、コオロギやウマオイなどの美しい鳴き声が日に日に多く聞こえてきます。日中はまだまだ暑いので、山の中に隠れていたうさぎ達も、夜は元気に島をかけまわっています。

空気が澄んでいる日の夜に空を見上げると、天の川を見ることができます。南の空には、さそり座やいて座などが見えて、大久野島では星座の形をはっきりと見ることができますよ。

うさぎ達と一緒に夕涼みをしながら、星空の観察などされてみてはいかがですか?

9月の風景

スナガニの穴写真スナガニ写真

みなさんは、このカニを見かけたことはありますか?
ひょっこりと出た眼が特徴のこのカニは、“スナガニ”といいます。きれいな砂浜に穴を掘って暮らしています。
最近では、埋め立てや護岸工事で砂浜が減って住みかがなくなってしまい、見ることが少なくなってきました。そのため、広島県では希少種に指定されています。スナガニがたくさん住めるような、きれいな砂浜を残していきたいですね。
きれいな砂浜がたくさん残っている大久野島では、たくさんのスナガニの穴を見ることが出来ますよ。是非探してみてくださいね。

活動報告

大久野島ビジターセンターでは、大久野島により親しんで頂くために、広島県立忠海高等学校科学研究部の学生さんたちが夏休みの期間中「学生ボランティアレンジャー」として協力してくださいました。

広島県立忠海高等学校の科学研究部の生徒さんは、全国の小・中・高校生が海に関する研究発表をする大会で「ジュニア・マリン賞」を5年連続受賞され、うち3回は最優秀賞というすばらしい成績を残されています。今年は、「家船」(三原市発祥,海上生活をしながら漁で生計する人)と「浮鯛」(能地沖の浅瀬に産卵に来るタイが、急激な上昇海流に巻き込まれて浮いてしまう現象)にまつわる伝説を研究し、優秀賞を受賞されました。

大久野島を訪れた方々に、地元の活動や瀬戸内海の自然や歴史・文化などをより親しみやすく解りやすく案内してくださった様子をご覧ください。


カブトガニの生態の解説

スナガニの生態の解説

島内案内風景

島内案内風景

展示物作成風景

漂流ゴミの展示

お問い合わせ

大久野島ビジターセンター便り vol.13 H18.9.1発行
発行・編集:大久野島ビジターセンター
〒729-2311 広島県竹原市忠海町大久野島
電話・FAX:(0846)26-0100
開館:9:00~16:00 休館日:水曜日(1-2月は水・木)
お問い合わせなどはこちらまで 担当:馬場