平成18年8月27日（日）、香川県高松市のサンポート高松において「第1回子ども割りばしサミットinかがわ」が開催されました。主催のNPOグリーンコンシューマー高松が、香川県のNPO提案型協働事業として開催したイベントです。

ご当地香川県は「讃岐うどん」の本場であり、割りばしはあって当たり前の存在で、多くの割りばしを使っていることから、それをクローズアップすることで資源の有効利用につなげようと企画されました。

ホール会場では、1994年から割りばしリサイクル運動を続けてこられた向井哲朗さんの講演や、県内の子どもたちによる割りばしリサイクル子ども討論会が行われました。いらなくなったおもちゃを子どもたちが持ち寄ってかえっこしようというコーナーもありました。

テントドーム会場では、割りばしを原料とした紙すきや絵手紙、鉄砲や置物の割りばし工作などの体験コーナーがありました。また、割りばしのデザインポスターのコンテストが実施され、香川県立高松工芸高校の生徒が描いた作品に、実行委員長や中国四国地方環境事務所高松事務所長などから選ばれた優秀賞などの各賞と、来場者の人気投票によるグリーンコンシューマー賞が授与されました。賞状は、割りばしを原料に作られた和紙に割りばしで書かれた立派なものでした。

中国四国地方環境事務所高松事務所では、この催しを後援し、来賓あいさつやデザインポスターコンテストにおける所長賞として優秀賞の贈呈を行いました。また、3Rを中心としたパネル展示や割りばしにちなんだ環境クイズのコーナーを設け、子どもたちが挑戦し人気を集めていました。

夏休み最後の日曜日ということもあり、約2000人の人々が訪れ大勢の家族連れでにぎわいました。子どもたちはこれらを通じてものを大切に使う心を養うことができたことと思います。