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【地区便り】大久野島ビジターセンター便り Vol.19
2007.03.01 広島事務所
今年は暖冬の影響で、2月でも暖かい日がありましたね。植物たちも少々とまどい気味でしたが、日中暖かくなる日が多くなり、大久野島にも春を告げるヒサカキやフサアカシアの花が咲きはじめて、春のにおいを感じてきました。
海水温が低い冬から初春までの間は、海がすごく綺麗です。大久野島の周囲は砂浜が多いので、透き通った海水はエメラルドグリーンに輝いて、宝石のようにキラキラとして見えますよ。
春の風を感じながら、のんびりと遊歩道を散策されてみてはいかがですか？
3月の風景
みなさん、この生き物は見たことありますか？
きれいな海の指標種とされているこの生き物は、“カメノテ”といいます。柄部(へいぶ)が鱗片(りんぺん)で被われていて亀の手に似ていることから名付けられたようです。
岩の割れ目に群生して、波に運ばれてくるプランクトンなどを蔓脚(まんし)という足を広げて受け止め、餌としています。昔は柄部の筋肉を食用としていたそうですよ。
大久野島の海岸で、岩の割れ目などを探して観察してみてくださいね。
大久野島ビジターセンター便り vol.19 H19.3.1発行
発行・編集：大久野島ビジターセンター
〒729-2311 広島県竹原市忠海町大久野島
電話・FAX：（0846）26-0100
開館：9:00～16:00 休館日：水曜日（1-2月は水・木）
お問い合わせなどはこちらまで 担当：馬場
