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【地区便り】レンジャーから「アカウミガメ、桜浜上陸」
2005.07.21 土佐清水自然保護官事務所
篠山についての途中ですが、ここで海のお話です。
先日、国立公園内の土佐清水市竜串(たつくし)地区の桜浜に、アカウミガメが上陸した跡があると、連絡を受け、さっそく、確認をしに行ってきました。
波打ち際から続く、なにやらキャタピラのような跡。
これがアカウミガメの足跡です。
向こうに見える赤い建物は、足摺海底館の海中展望塔です。
足跡を陸に向かってたどっていくと、その先には、穴を掘って、また上から砂をかけた跡がありました。
無事、産卵できたのでしょうか。
キャタピラのような足跡は、また海の方に向かって、帰っていきました。
手前が陸側で、砂を掘り起こした跡が見られます。
この桜浜には、ときどきアカウミガメが産卵に来ます。
同じ国立公園内の大岐の浜(おおきのはま)でも、よくアカウミガメが産卵をしにやってくるそうです。
産卵は、夜の静かな時間に行われます。
アカウミガメの産卵を見てみたいけれども、アカウミガメの産卵を観察するためには、アカウミガメが安心して産卵できるように、決められた観察のルールを守らなければなりません。
写真を撮っていると、地元のおばあさんが砂浜のゴミ拾いをしてくれていました。
アカウミガメの足跡を横切っているのは、そのおばあさんの足跡です。
地元の人が、砂浜をきれいにしようと、いつも気にかけてくれているおかげで、この砂浜はとてもきれいです。
(N)