高濃度PCB含有安定器・汚染物等の早期処理に理解を~安定器掘起し調査への協力のお願い~

2019年08月21日

高濃度PCB含有安定器・汚染物等の早期処理に理解を~安定器掘起し調査への協力のお願い~

 中国・四国・九州・沖縄地方に保管されている高濃度のポリ塩化ビフェニル(以下、「PCB」という。)を含有する安定器や、それが塗布され、染み込み、付着した汚染物使用まはた保管している事業者は、令和3年3月末に処分期間が終了するため、それまでに処分しなければ、改善命令等の行政処分の対象となります。
 環境省四国事務所では、普及・啓発のため関係団体を対象に、PCB廃棄物早期処理情報サイトの周知やポスター及びチラシの配布を行いつつ、関係行政機関とも連携し、一刻も早い早期処理の達成に向けた広報を展開しています。

PCBとは?

 PCBとはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称。油状の化学物質です。特徴として、水に溶けにくい、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的に安定しており、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていました。しかし、脂肪に溶けやすいという性質から、慢性的な摂取により体内に徐々に蓄積し、様々な症状を引き起こすことが報告され、現在は製造・輸入ともに禁止されています。

高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物

 PCB廃棄物は、PCB濃度により高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物に分類されます。高濃度PCB廃棄物とはPCB濃度が0.5%(=5000ppm)を超えるものとなります。

PCB使用機器について

 PCBが使用された代表的な電気機器等には、変圧器やコンデンサー、安定器があります。
PCBが含まれている変圧器やコンデンサーは、古い工場やビル等で使用されていました。
 安定器は、古い工場や学校等の蛍光灯等に使用されていました。昭和52年(1977年)3月までに建築・改修された建物に使用されていた可能性がありますので、速やかに確認してください。これらは工場や学校などの施設に使用されていた蛍光灯が対象で、一般家庭の蛍光灯にPCBを使用したものはありません。

PCB使用安定器の見分け方について

ステップ1.照明器具のラベルから判断

Hf、PSEのマークがあればPCB不使用

ステップ2.安定器の銘板等から判断

①メーカー名(例:「東芝電材」、「NECライティング」等はPCB不使用)
②安定器本体の色(例: パナソニック製の白、緑はPCB不使用)
③製造時期(昭和32年1月~47年8月がPCB使用)
④銘板の情報

・表示・刻印( 例: 「NO PCB」など)
・力率(85%未満は不使用)
・マーク(例: Hf、PSEマーク、パナソニックの黒字のⓃマークや星和電機のⓃマークなどは不使用)
・安定器の型式、製造番号、ロット番号等

ステップ3.コンデンサの型式等

・安定器メーカー又はコンデンサメーカーの情報
・PCB不使用安定器かどうかは、安定器に貼付けられた銘板に記載されているメーカー、  型式・種別、性能(力率)、製造年月等の情報から判別することができますので、詳細  は各メーカーに問合せするか、(一社)日本照明工業会のホームページを参照してく  ださい。(https://www.jlma.or.jp/kankyo/pcb/index.htm) 7

県・中核市のPCB含有安定器の掘起し調査への協力依頼について 

 PCB廃棄物を所管する四国管内の県・中核市は、PCBを含有する安定器の所在を明かにするため、該当すると思われる建物の所有者に対し、調査票を発出する予定(※)です。お手元に届いた所有者の方におかれましては、積極的なご協力をお願いします。
(※一部はすでに発送済み)

低濃度PCBを含有するトランス、コンデサー等について

 低濃度のPCBを含有するトランス、コンデンサー等については、令和9年3月31日で処分期間が終了します。該当する機器を使用または保管している事業者の方は、早期の処理完了にご協力をお願いします。
 なお、高濃度のPCBを含有する変圧器、コンデンサーについては、すでに処分期限が完了していますが、引き続き法律に基づく届出と適正な保管が義務付けられています

関係ホームページ、チラシのご案内

ポリ塩化ビフェニル(PCB)早期処理情報サイト(環境省ホームページ)>
ご注意 古い工場やビルをお持ちの皆様へ!
ご注意 古い工場やビルをお持ちの皆様へ(PCB安定器の見分け方と低濃度機器について)(PDF340kb)

問い合わせ先
中国四国地方環境事務所四国事務所
(代表:087-811-7240)
資源循環課
担当:正路 弘生
   久保 均
   合田口 敏弘

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