ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

足摺宇和海国立公園 土佐清水

298件の記事があります。

2009年08月03日第5回環境学習「海を知る!シュノーケリングで・・・」

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

ようやく梅雨明けした土佐清水、しかしまだまだ湿気を含んだ不安定な空模様の日々です。

7月30日、三崎小学校での5回目の環境学習「海を知る!~シュノーケリングで竜串の海を体感しよう~」が行われました。
当初27日に予定していましたが、前夜の雨により海中に濁りが出てしまいました。その日は快晴でしたが、「せっかくシュノーケリングをするのだから、いろんな生きものをみせてあげたい」と日程変更となりました。

環境学習も5回目ともなると、子どもたちも様々な生きものの知識が蓄積されてきています。今回は、シュノーケルを使って、直接海に入り、見て、触り、海を全身で体感します。

その講師をメインで担っていただいたのが、竜串の海のナイススポットを熟知している「竜串ダイビングセンター」の佐野さん。体験的なものからダイビングライセンスまで幅広く指導してくれます。
(竜串ダイビングセンター http://www.tdc2001.com/
またサブ講師として、第2・3回目の学習でお世話になった中地さん、京谷さんにもご協力いただきました。

夏休み中でしたが、一人も欠けることなく集合しました。
授業の流れの話しと生きもののおさらいをしたら、早速、浜へ移動しシュノーケリング体験です。


写真上:フロートにつかまりながら海へ出発
写真下:講師が潜って捕らえた海の生きものを観察

浅瀬で練習したあと、講師が牽引するフロートにつかまって海中観察。
今まで学習してきた魚やウニ、サンゴの群落、イソギンチャク、ヒトデなどを見ていきました。中には、ウツボやビンに入っていたタコを見られた子もいたようです。


写真上:シュノーケリングで海中観察
写真下:海底の様子、サンゴの群落や魚が見られました


その後、時間と場所を区切っての素潜り体験。物怖じすることなく潜ってナマコや貝などに触ったりと挑戦するみんなの姿はとても頼もしいものでした。
最後にみんなでまとめ。
今回見られた生きものをみんなで話しながら情報共有しました。


シュノーケリングの醍醐味、素潜りタイム

図鑑や水族館で生きものを見たり授業で学んできていても、やはり実際の海で見たものはインパクトが強かったようで、より興味がわいたようです。「百聞は一見に如かず」ですね。
「もっともっとシュノーケリングしてみたい!」という声の中、無事終了となりました。

ページ先頭へ↑

2009年07月22日緑のカーテンに色が添えられました

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

なかなか梅雨明けしなくて青空を眺める日の少ない土佐清水から・・・。

アサガオの緑のカーテンは、その後すくすくと伸び続け屋根をも越すまで生長しました。
毎日の水やりついでに事務所前にも打ち水します。
それでも天気の良い日はすぐに蒸発してしまいますが、水をあげる前にしゅんとしていたアサガオの葉っぱも、水浴び後はシャキンッとする姿を見ると何となく笑顔になりますね。
その後事務所に戻ると、何となく涼しい風が吹いているような・・・そんな気がするだけかもしれません。


ようやくアサガオが全体的に色を添えてくれました

6月末には下の方から徐々に花が咲き始め、7月中旬には全面に咲いています。毎日のように次から次へ、緑のカーテンはピンクや薄紫の色をのせて通行人の目も楽しませてくれています。


7月中旬でアサガオ満開・・・

夏の暑さはこれからだというのに、徐々に花が上方部へ移動し、今現在では屋根付近に多く咲くようになってしまいました。
お盆には、アサガオのカーテンが終了してしまいそうです。
今年は植えるのが早すぎたのでしょうか・・・。
アサガオは生長が早い分、植える時期をもう少し考えなくてはいけませんでした。反省です。
来年はアサガオに限らず、いろんな種類の緑のカーテンに挑戦していきたいものですね。


話は大きく変わりますが、22日の今日、日蝕は見られましたか?


22日、午前11:15頃の太陽。お月様のようです。

このところ、雨曇りの多い日々で日蝕はあきらめていましたが、かろうじて今日は日蝕ピークの11時前後くらいで雨が止みました。
雲は多いもののうまい具合にフィルターになってくれて、雲間から三日月型の太陽を見ることができました。

ページ先頭へ↑

2009年07月15日第4回環境学習「海を知る!グラスボートにのって…」 

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

三崎小学校での4回目の環境学習「海を知る!~グラスボートにのって竜串湾の海をのぞいてみよう~」を7月14日に行いました。
今回は、今まで授業で学習して来たことを思い出しながら、実際に船(グラスボート)で海へ行きます。
講師は、竜串観光汽船の船長こと、竹葉さんです。竜串自然再生事業の一環であるオニヒトデ駆除作業も担ってくれているうちの一人です。
(竜串観光汽船 http://www.kankosen.ecnet.jp/ )
 
グラスボートは雨風の影響を受けるため天気が心配でしたが、当日は晴れ。しかし風があり波はやや高め・・・。朝の最終確認の電話にドキリとしましたが、船長のGoサインにより実施することができました。

まず船着場へ移動し、始まって早々に船長から「乗船テストを行います。60点以下は教室に帰って自習ですよ。」の言葉に、一同「えぇ~!!」。
とはいえ、船を目の前に乗らずに帰るなんてありえません。

乗船テスト中
今までの復習もかねてみんな真剣に取り組みます

問題は全10問。サンゴ・魚・貝などや土佐清水の名産についてです。みんな真剣にテストに取り組みますが、これがなかなか難しい。
悶々と考えて一人ずつ船長にチェックをしてもらいましたが、結果は50点、30点、40点・・・。 1名を除いてほぼみんな赤点という始末。

答え合わせの後「これでは授業にならん!」ということもあり、
船長のお許しでみんな無事に乗船、竜串湾の見残しへ向けて出発しました。

やはり風があるせいか、波が高く船の揺れはなかなかのものでしたが、見残し周辺までくると穏やかに。みんな一斉にグラスボートの底面を覗きこみます。

写真上:グラスボートで海中観察
写真下:見残し付近のシコロサンゴ群落

今まで授業で教わったことを思い出しながら、シコロサンゴ群落や魚、ウニなどを観察しました。

それから見残しに上陸し、昔の話などを聞きながら、様々な化石や奇岩を見たり触ったりしました。

見残しの奇岩を観察

波の紋様がある岩や蜂の巣城と呼ばれている岩、年輪のような模様の渦巻き岩、音の出るつづみ岩など。中には、犬の糞そっくりの形におっかなびっくりで触る姿もありました。
お昼休みの自由時間では、奇岩に登ったり、岩の隙間に入ってみたりしてみんなで遊び、見残しを満喫したようです。

ページ先頭へ↑

2009年07月07日第3回環境学習「海を知る!~ウニってどんな生きもの?~」

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

三崎小学校での3回目の環境学習「海を知る!~ウニってどんな生きもの?ウニのぶんちんづくり~」を7月6日に行いました。

今回の講師は、NPO竜串観光振興会の京谷さんです。竜串にある海のギャラリーを拠点に活動している方です。
(海のギャラリー http://www.city.tosashimizu.kochi.jp/uij/doc/kankou/04.html ) 
今回は、海の中や磯など至る所に潜んでいる“ウニ”を題材にしたものづくり。

子どもたちはどのくらいウニについて知っているのでしょうか?
何となくは知っているけど・・・といった感じで、じっくりみる機会は少ないものです。
ウニの口はどこ?おしりは?トゲって何のためにあるの?ウニって自分で動けるのかな?などなど、ウニについて説明していきます。
子どもたちは、「ウニに足がある、口が下でおしりが上にある」ということに驚いたようです。


ウニってどんな生きものかを知る

また、パイプウニのトゲの音色やドングリウニの化石に実際に触れながら、名前・形ともに不思議なウニのお話が続きます。
様々なウニに興味がでてきたところで、危険なウニも紹介です。知らずに触ると毒を持っているものもいるので要注意。子どもたちにとっては、死んでしまうほどの毒かどうかがとても気になったようでした。

トゲや足などウニの生態について学んだら、今度は実物のウニで体の各器官を観察しながら「ウニのぶんちんづくり」です。
作り方を一通り見た後は、湯がいたウニを選んで作業開始です。
ここでは、シラヒゲウニ・ナガウニ・アカウニ・ムラサキウニなどが使われました。


トゲも管足もたくさんあって抜くのに一苦労

ピンセットや歯ブラシを使ってトゲを抜き、管足と呼ばれる無数の細かい足を取り除いていきます。
「くさいくさい」と言いながらも熱中するあまり、顔がウニにどんどん近づいていました。においにハッと気づいてまた離す、の繰り返し。ここでしっかりやらないと、生臭いぶんちんになってしまうようなので、みんなしっかり磨いていました。


慎重に石膏を流し込んで完成です

外側がきれいになったら、今度は中身。歯や内蔵を取り出したら、後は石膏を流し込んで完成です。
みんなの作品は、なかなかの出来映え。
はたして乾燥したときのにおいは、どうなっているのかが気になるところですね。

ページ先頭へ↑

2009年07月03日第2回環境学習「海を知る! 竜串の海の生きものサンゴ編」

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

三崎小学校での2回目の環境学習「海を知る!~竜串の海の生きものサンゴ編~」を7月2日に行いました。

前回(http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/ashizuri/a-tosashimizu/index.html)に引き続き、「海を知る」です。
今回の講師は、黒潮生物研究所の中地さん。内容は、サンゴを中心とした海の生きものについてです。
(財団法人黒潮生物研究財団 http://www.kuroshio.or.jp/

いつものなれた教室と言うこともあり児童の顔に緊張の色もなく、穏やかな雰囲気。
教卓の上に並ぶ様々なものに、昨年度授業を受けた5年生(現6年生)も教室をのぞきに来ていました。

まずは、海に棲む生きものについて。
海にいるたくさんの生きものが写ったいくつもの写真をヒントなしで子どもたちだけで分類していきます。その後みんなで答え合わせ。


海の生きものを仲間分け

子どもたちも大まかには生きものを知っているけれど、やはりイソギンチャクとサンゴの区別は難しかったようです。
「これは実は○○です。」の説明に驚く声が飛び交いました。
それでも写真をひっくり返したり拡大した写真を見たりして、見方を変えてみると何となく共通している部分を見いだすことができたようです。


サンゴの骨、ポリプのいた穴を観察

サンゴの骨を手にとり、ポリプの収まっていた穴をルーペで観察しました。
山の森が動物たちの棲み家になっているのと同じように、サンゴのまわりにもたくさんの種類の海の生きものがいます。
海の様々な生きもの同士のつながりを見ていくことで、サンゴは海にとって重要な役割を果たしていることを学びました。


最後にみんなで「サンゴ占い」をしました。
竜串の海の代表的なサンゴ12種類の特徴から、子どもたちを見てみると、的を射ていたようです。自分はどのサンゴかという説明を聞き終えた後、クラスのみんなも本人も性格がピッタリだったということに驚きました。授業終了のチャイムにもかまわず、大盛り上がりでした。

サンゴ占いで性格診断中

いろんな生きものがいるということは、それぞれに特徴や性格が違うということ。サンゴも私たちも同じです。
十人十色という言葉のようにこのクラスの一人一人が、これからどんどん自分の「色」をだしていってほしいものですね。

ページ先頭へ↑

2009年06月29日三崎小学校5年生の環境学習、今年も始まりました

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

竜串自然再生事業の一環として、地元の小学校で環境学習を行っています。
それも今年で、4年目。
今年度の環境学習は、6月25日(木)に生徒数7名で幕開けしました。
年間テーマは、「ふるさと大好き~海を知る!川を知る!山を知る!~」です。「児童たちにとっては、現在進行形だからまだふるさとになっていないけれど、大人になってからもこの竜串を大切に想ってほしい」との願いが込められています。

第1回目のテーマは「~海を知る~竜串の海の生きもの魚編」、竜串地区にある水族館「足摺海洋館」にて行われました。
(高知県立足摺海洋館 http://www.a-sea.net/manbow/


みんなで大水槽の魚に餌やり

講師を担っていただいたのは、足摺海洋館の職員・浜田さん。

館内の中心にある高さ約6mの大水槽の上にあがり魚の餌やり体験をした後、職員ダイバーによるサメの餌やりを見学しました。
手から直接サメの口に餌を与えている姿を見ながら「まれに咬まれてしまうこともあるんだよ」という話に、先生を含めみんなが「ひぃぇ~・・・」と。
実際に直接触ることができるタッチングプールでは、魚のサイズが小さいからかおそれることなく触れていました。


職員ダイバーの手から餌を直接サメの口へ


水族館の要であるバックヤード見学では、水族館の仕組みについて学びました。
海水を管理しているポンプや濾過装置の説明を聞いたり、みんな一生懸命メモをとっています。

また、特別にこれからデビューを控えている魚たちを見たり、網にかかったサメの冷凍個体などをみせていただきました。
サメと聞いたとたん児童たちは、ややおっかなびっくりでしたが、よく耳にする「サメ肌」の話を聞きながら実際にどんなものなのか直接さわってみるという経験をしました。


サメ肌って・・・

それぞれの水槽にいる魚をもとに、竜串の海にいる様々な生きものを学んで、まず「ふるさとの海を知る」第一歩です。

ページ先頭へ↑

2009年06月22日【大月PV】~スノーケル&シーカヤック指導~

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

6月20日、土佐清水市青年会議所主催で小学5・6年生対象のプログラム「スノーケル&シーカヤック」がパークボランティアの指導のもと大月町で行われました。


海に入る前に・・・

この日は、清水ではザンザン降っていた雨も大月では全く降っておらず、太陽もでている不思議な天気。波はややあるものの、子どもたちの興奮はとめられません。今か今かと海ににじり寄っている子もいました。
注意事項やそれぞれの道具の説明の後、2班に分かれて海へ入りました。

スノーケル班では・・・
まずは道具の確認。全部揃っているかチェックしていきます。
ライフジャケットをきちんと着ていることを確認しあったら、マスク、フィンの付け方指導。まだ水中ではないですが、スー、ハーっとスノーケルを使って呼吸の練習です。
その後は、みんな海へ一直線。
揺れる波間に見える姿は、色とりどりの水鳥のようでした。

スノーケル班

シーカヤック班では・・・
子どもたちが乗るのは2人乗りのカヤック。カラフルなカヤックが並ぶ中、ここでもライフジャケットをきちんと着ているか確認です。
2人組ができたら、オールの使い方・動かし方を練習します。
1艇ずつ順繰りに海へと送り出していきます。海に出てすぐは、アワアワしている子どもたちの姿も見えましたが、すぐに慣れて2人で協力しながらスイスイと波を乗り越えていました。

シーカヤック班

途中、雨が降ったりしましたが、参加者の子どもたちはみんな両方とも体験でき、無事終了となりました。

ページ先頭へ↑

2009年06月19日環境教室「身近な自然から・・・」

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

学校帰りに図書館を利用する子どもたちに環境教室を開きたいとの要望から、6月18日の夕方、「身近な自然から環境を考えよう」というテーマで環境教室を開催しました。参加してくれたのは、小学2・3年生と職場体験で図書館に来ていた中学生の女の子。

身近な生きものの話の導入として、「いきものみっけ」の手帖を紹介しました。
http://www.mikke.go.jp/(いきものみっけホームページ)
子どもたちに見たことある生きものを聞いてみると、「これ(ツクシ)はよく見るけど、これ(アメリカザリガニ)は見たことない」などなど。また中には、「お父さんとクワガタ採りに行ったぁ」などの声があり、今の子どもたちでも家族と近くの山や海に遊びに行くことがわかり、思わず自分がにんまり。こういう話はなんだかうれしいですね。


魚の頭の骨の一部を観察「どうなってんだ?」

引き続き、サンゴ・魚・ウミガメの頭骨の他、ウニの殻・イカの甲、ヤシやハマユウの種などなど様々な漂着物をもとに海の生きものについて。
漂着物を一つ一つ見ていく中で、イカやハリセンボンの一部分から生きている姿を思い浮かべて描いてもらうと、皆なかなか絵が上手い!
また、みんなカメの頭骨にはおっかなびっくり。その後は、いろんなものを手にとってじっくり観察する姿もありました。


漂着物からイカの生きている姿を描いてみる

国立公園は海ばかりでない、せっかくだからとシカの角をもとに山に棲む生きものの話。子どもたちは図鑑の動物たちを指しながら「これ(タヌキ)見た!」「これ(テン)はここにはおらんやろ~」など様々な声がありました。「テンもいるよ。それにこの間、雄のシカが道路脇で夕食中だったよ。」と話をすると、「え~っっ!」と驚く子どもたち。実物を手にとることはできないため図鑑を見ながらでしたが、子どもたちはやっぱり哺乳動物が好きですね。
 

図鑑を見ながら動物の話でわいわい

 今回は少人数での開催でしたが、一人一人と顔を合わせての環境教室はいいですね。地元っ子たちとのふれあいは、大人との会話とはまた違った感覚で刺激を与えてくれます。

しかし、ここでも子どもが少なく休校になってしまう学校も少なくありません。今回の教室が、今ここにいる子どもたちにとって、地元のすばらしさや自然環境について何か気づくきっかけになってくれていたらいいな、と思います。
ただ「ここが好き」、「生きものが好き」ということでもかまわないはず。そんな気持ちの人が、一人でも多く増えていけば、きっとそこから何かにつながっていくのではないでしょうか。

ページ先頭へ↑

2009年06月17日今年もやってます緑のカーテン

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

梅雨入りしたものの、あまり雨は降らず晴れの日が続いている土佐清水です。
というものの今は梅雨です。蒸している日は唸りたくなります。
とはいえど、風がある日は窓を開ければさわやかなものです。

クールビズといえば、ノーネクタイ、冷房温度の28℃設定、空調調整、緑のカーテン・・・など色々あります。
ここでは式典などがない限りいつでもノーネクタイなので、1年中クールビズってことになりますが・・・。

そこで楽しいクールビズってことで、ここではアサガオの緑のカーテンでさわやかな風を事務所に吹かそう作戦です。


左上:5月15日発芽、左下:5月27日新しい葉がでました
右:6月8日プランターいっぱいにふさふさになりました

5月上旬に植えたアサガオが、中旬には芽を出し、あっという間にプランターいっぱいにフサフサになりました。


ネットまでもう少し!

6月初め頃はフサフサした毛をまとったツルを伸ばしてふらふらしていたのが、中旬にようやくカーテンのベースであるネットまで届き、絡まりはじめてくれました。


緑のカーテンのはじまりです

緑のカーテンはまだまだ始まったばかり。毎日観察しながら楽しくクールビズです。

ページ先頭へ↑

2009年06月12日滑床~渓谷から山へ~

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

滑床渓谷の巡視の続き、今度は、渓谷から滑床の山(三本杭周辺)。

渓谷沿いを突き進んで行くと徐々に渓谷も細くなってきます。奥千畳まで行くと今度は熊のコルまで登っていきます。
渓谷から離れ、少しずつ水の音も小さくなってくる頃にはまわりに生えている木々も少しずつ変化していきます。

熊のコルのあたりまでくるとブナの木もでてきて落葉樹が多くなります。

落葉樹林、ブナがでてきました

常緑樹の多い足摺宇和海国立公園の中ではまた違った雰囲気を感じることができるのではないでしょうか。
そんな中を楽しみながら、「たるみ」まで歩いてみると急に視界が開けます。
・・・といってもごらんの有様です。

三本杭周辺

四国森林管理局の植生回復事業により、シカ柵等が設置されていますが、簡単には復活してくれません。
風も強いのでしょう、植物がまばらに生える程度で土がむき出しになっている始末。
でもその中で好都合なこととしては、動物の足跡などの痕跡が観察しやすい。柵の内にも外にもそれぞれ様々な足跡が残っていました。

たるみから万年橋へ向けて下るルートは、シャクナゲコース。残念ながら花の時期はとっくに終わってしまっています。が、今年のシャクナゲは「表年」だったのでしょう。


今年は満開だったのでしょう・・・

梢には膨らみつつある子房がびっしりついていました。このルートは、シャクナゲの花の咲くころ春の散策が楽しいですね。次回はちゃんと時期を合わせて来たいものです。

滑床の登山道は、たくさん分岐があります。歩道だと思いこんで進んで獣道だったりすることもあるので、しっかり地図を確認しながらゆっくり歩いていきましょう。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ