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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年12月12日

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2018年12月12日【鳴門】 森林自然観察会~ドングリ拾い~

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

毎年11月になると、子ども達がドングリ拾いをする声が聞こえてきます。

今回で23回目を迎えた鳴門森林自然観察会ドングリ拾い編。今年も元気な桑島小学校3年生29名が鳴門山にやってきました!

昨年度のようす↓↓

2017年11月24日「鳴門自然観察会~ドングリ拾い編~」

講師は毎度おなじみ、植物担当の木下さん(徳島県植物研究会顧問)、生き物全般担当の市原さん(自然公園指導員・佐那河内いきものふれあいの里)です。

開会を終えると、早速子ども達に何かが手渡されます。

<ルーペの使い方レクチャー。こっちから見てね。>

さて、これを持って何をするのやら。子ども達はルーペで友達を見たりと既にテンション上がり気味。

準備を終えて歩道を登り出すと、すぐにあちこちにドングリが!

去年はたくさん拾えた表年だったので、今年はドングリが少ない裏年かなぁと心配しましたが、ざっくざくとあるわあるわ。

※たいてい、たくさん実をつける表年と少ない裏年が交互にくることが多いです。

<今年は手で拾うというより、がっさり掴み取り>

ドングリを拾う中、「何か生きもの見つけたら、教えてねー」との市原さんの声を合図に子ども達の目線は動くモノへと。あれやこれやとどんどん見つけては市原さんに持って行きます。生きもの探しに夢中になると、ドングリ拾いを忘れがち(笑)

みんな、ドングリをたくさん拾って、苗木にするのが今回の大きなミッションですよ~。

そして、大鳴門橋が一望できるポイントへ到着。

さて、ここからは一旦落ち着いてお勉強。

植物のことなら何でもござれな木下さんからいろいろお話を聞きます。

実が詰まっているドングリかどうかを調べる方法や植え方のコツ、昆虫に興味を持つ子どもにはもってこいなコナラやクヌギのドングリから出てきたゾウムシについてなどなど。

<左:鳴門で見られるドングリの種類って?>

<右:ビナンカズラってフシギ・・・>

そして、毎年恒例、ドングリを食べてみよう!毎回、比較的アクの少ないスダジイを食べる子どもは多いのですが、今年の子はドングリが食べられると分かってからは何を見ても「食べていいー?」って聞いてきちゃう(笑)

中には、「この虫も食べられるのー?」Σ(゜д゜

そんな子どもの返しに「セミは美味しいよ~」と市原さん。「けど、ちゃんと毒性が分かってから食べてね。何でも食べちゃダメ」と。いや、本当に何でも食べる勢いの子どもたちだったので。。。

いろんな植物を触って匂いをかいで、食べた後は"動く"お勉強の時間。

市原さんからの「はーい、生きもの探してー」で一斉にスタート。まさにクモの子を散らしたようなとはこのこと。

<枝の先には・・・!>

肌寒くなってきた時期だけに昆虫たちもやや少なめでしたが、ジョロウグモをはじめ、地面近くにいるゴキブリ、頭を食べられて死んでいたスズメバチや使い終わっていたハチの巣のカケラなどいろいろ集めては、ボックスに入れて観察。ルーペで見ると、細かい足や顔まではっきり。

そして、こちらも毎回定番の足の数クイズ。

毎度大喜利のような答えが返ってくるこのクイズ。わたしの密かな楽しみです。

<←苗木を植樹する旧休憩所跡地>

今日拾ったドングリは、卒業前まで学校で苗木に育てあげ、鳴門山に植樹します。

以前はマツで青々としていた鳴門山ですが、マツクイムシや台風などの被害によって枯れ、一時はハゲ山のように。そこで立ち上がったのが地元・桑島小学校の児童たち。鳴門山で拾ったドングリを3年間で苗木に育て、そして卒業前に植えに来る。そうやって鳴門山の自然環境は守られています。

一緒に参加した父兄の中には、「第1回目にドングリを拾って植えに来たんですよ。3月は上の子が植えに来ますよ」というお母さんも。

こうして大人から子どもへと受け継がれていく鳴門の自然は続いていくんだなと、改めて継続していく大切さを実感した観察会でした。

<駐車場に到着しても生きもの観察は終わら~ず→>

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