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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年8月 7日

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2018年08月07日【瀬戸内海国立公園の夏】 有明浜~沙弥島

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

海水浴場特集第2弾!今回は香川県西部、西讃(せいさん)地域。

香川県中部の海岸線は、工場用地や港湾整備による埋立地が多いのですが、西讃地域に進むにつれ透明度の高い海水と白い砂浜の自然海岸が多くなります。その中でも、瀬戸内海国立公園に指定されているARオススメの海水浴場2ヶ所をご紹介します!

■海は広いな~大きいな~有明浜(観音寺市)

有明浜は香川県の南西部に位置し、観音寺市街地からも近い海水浴場。

南北2㎞にわたり続く遠浅の砂浜のため、海底の深さに足を取られにくく、駐車場や海の家も近くにあるので、小さな子ども連れも安心して遊ぶことができます。

平日でもお昼近くになると、補講を終えた中高生たちが自転車でやってきては海に飛び込む姿が見られます。香川の内陸部で生まれ育った私は、毎年こんな風景を見ては、海の近くで育った子はいいなぁと、いつも羨んでしまいます。

干潮の有明浜では、浜にうずくまって何かしている人を多く見かけます。浜に開いた穴に塩を入れて待つと・・・ニュッと細長いモノが飛び出しては、素早く手で掴んでゲットするマテ貝採りができることでも有名なんです。

この日はマテ貝採りではなく、ポニーを連れて散歩する人を発見!最近この近くにできたホースパークのポニーのようでした。

★夏休み自由研究のネタ帳

「海岸で見かける植物・海浜植物ってなぁに?」

有明浜は県内最大級の海浜植物群落がみられる浜!海岸沿いには、

葉が厚くテカテカしたり、地を這うように伸びる植物がみられるよ。

・他の海浜と比べて、海浜植物の数は?種類は?多い?少ない?

・こんな暑くて乾いた場所で生長できるのはなんで? 

・海浜植物にいる昆虫っているの? 

 などなど意外と奥深い海浜植物のナゾを・・・

<上左:コウボウムギ 上右:ツルナ>

<下左:ハマゴウ 下右:白いハマゴウも!>

★海水浴の他にできること

近接した琴弾公園には5万本ものクロマツ林があり、その中には姫松、小傘松、すそひき松などの愛称のついた珍しい形状のマツや大きく存在感のある老松、根上松などが見られる国指定名勝。その広さはなんと約48ヘクタール!サッカーコート約50枚分の広さ!

園内には、四国八十八ヶ所霊場のひとつ、神恵院(じんねいん)や琴弾八幡宮など寺社仏閣や史跡、遊具や動物舎などが点在しており、大人から子どもまで幅広く楽しめます。

<松林は日陰をつくり、心地よい風を通してくれる>

そして、香川県民ならきっと見たこと、聞いたことがある銭形砂絵。

今から400年程前、時の将軍・徳川家光から讃岐巡遣使を派遣すると聞いた地元の古老たちが領主歓迎のために何かできないかと考えた末、一夜で寛永通宝(当時のお金)の砂絵を作り上げたそう。

その大きさはなんと東西123m、南北90m!けど、まん丸じゃない・・・。なぜ楕円形なのかというと・・・。

<左:展望あずまやから見ると・・・> 

<右:琴弾山展望台から見ると丸く見える!>

これを見た人は健康で長生きでき、お金に不自由しなくなるという云われもあるそうですよ~。

遠くには、うどん出汁に欠かせないイリコで有名な伊吹島が。スッキリ晴れた日にはイリコの加工場も見えます。

★アクセス

車(レンタカー)・・・さぬき豊中ICから国道11号線~県道5号線を経由して約20分。琴弾公園駐車場を利用。

公共交通機関・・・JR観音寺駅から徒歩約30分、タクシーで約5分。駅の近くにはレンタサイクルもあります。

観音寺市ホームページ

レンタサイクル

■今は陸地とつながった島・沙弥島(坂出市)

「しゃみじま」と読むここは、昔はその名とおり離島でしたが、1967年に番の州工業地帯の埋立てにより陸続きになった島で、島内には旧石器・縄文・弥生時代の遺跡や古墳、醍醐寺の開祖である理源大師縁の史跡などが点在する歴史文化香る風情あるところです。

坂出市街地から工業地帯を突き進むと緑豊かな小高い山が見えてくるのが沙弥島。

島内には浜が2ヶ所ありますが、海水浴ができるのは西ノ浜。

<西の浜海水浴場>

西の浜には売店、トイレ、シャワー室、2階にあがれば展望デッキがある常設施設や日中の強い日差しを遮る桟敷もあります。

広い砂浜ではないですが、親子連れや隣の瀬居島(せいじま)からきた男性、自転車でやってきた中高生などが好き好きに過ごしていました。

夕方になると、海面に西日がキラキラと反射して、海に入らなくてもサラサラの砂浜に座って海を眺めるだけでも十分癒やされます。

★映える!瀬戸大橋が一望できるナカンダ浜

ナカンダ浜に到着すると目の前に見えるのは、大きなエノキの木と瀬戸大橋。インスタ映えにはもってこいなスポット!

広い芝生と砂浜で思わず泳いでみたい!と思うかもしれませんが、潮流が速いため遊泳禁止、また市条例で景観と文化財保護のため、ナカンダ浜やその周辺でのバーベキュー、たき火、花火の使用は禁止されています。

<左:ナカンダ浜 右:オソゴエの浜>

沙弥島は万葉の島とも呼ばれ、その由縁は万葉の歌人・柿本人麻呂がオソゴエの浜に舟を着けた際、漂着した死人をみて、「もし家族と一緒だったら・・・」と故人とその家族を想って長歌と反歌2首を詠んだことだとされています。また死人が漂着したとされる場所・人麻呂岩や縄文時代~弥生~古墳時代の製塩遺跡などが残る歴史文化深い浜でもあります。

西ノ浜海水浴場で思いっきり遊んで、ナカンダ浜ではのんびり過ごしてという使い方もできますね。

★アクセス

車、公共交通機関どちらでも利用しやすい場所です。

車(レンタカー)・・・香川県内・愛媛・高知方面からは坂出IC下りて県道33号線~192号線を経由して約20分

         岡山方面からは坂出北ICから県道192号線を経由して約10分

駐車場情報・・・ナカンダ浜夏期通行止め情報

公共交通機関・・・JR坂出駅から坂出市営バス「沙弥島万葉会館」下車すぐ 

       もしくは東山魁夷美術館せとうち美術館行き乗合タクシー(1日3本)

★瀬戸内海国立公園 夏のレクリエーションマップ

残り少ない夏。思いっきり楽しんでくださいね!

※浜にクラゲが打ち上がり出しました。毒性の強弱はありますが、絶対素手や素足で触らないようにしましょう!

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