ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

2018年6月

5件の記事があります。

2018年06月27日【紫雲出山】 アジサイが見頃です!

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

ジメジメした上に30℃を超える日が出てきましたねぇ。

先日、我が家の靴箱に2mのアオダイショウがドンッと落ちてきて大騒ぎした高松ARです。

そんな湿気たっぷりな瀬戸内では、この時季ならではものが見頃を迎えています。

春に約1,000本ものソメイヨシノが咲き誇ることで有名な紫雲出山ですが、今の季節はなんといってもアジサイ!

山頂駐車場から10分ほど歩いた先に見えるのは、高さ2mはある大きなアジサイ。

<アジサイに囲まれて歩く園路>

アップで撮影しているかと思いきや・・・手のひらと比べてもこの大きさ!軽く子どもの顔くらいの大きさはあります。

紫雲出山はいろんな種類、色のアジサイがあるので、晴天だろうが梅雨時の曇り空でも鮮やかに彩りを添えてくれます。

こんな八重咲きのものも。

みんながよく見る球状になった花。あれ、実は花びらではなく、ガクと呼ばれる花を支える葉のようなもの。

セイヨウアジサイやホンアジサイは、色づいて大きくなったガクが目立つため花(装飾花といいます)のように思われますが、種子を作る本物の花はまた別もの。

分かりやすいガクアジサイを近づいて見てみると・・・。

装飾花の真ん中にあるのが本物の花。種子ができるのはこっちの地味な方で、雄しべと雌しべ両方をつける両性花です。

ホンアジサイやセイヨウアジサイだと装飾花の真ん中にあるポチッとした小さなものが花なんです。

装飾花は、種子を付ける両性花に虫を寄せるために派手に進化したとも言われており、装飾花と両性花とでそれぞれ役割があるんだそう。

見応えのある装飾花もステキですが、わたしはこの小さな花がかわいらしくて好きですね~。

日本の原種の1つであるガクアジサイ。これが園芸種に品種改良されたり、日本から中国~ヨーロッパに渡って改良されたりと、広い世界で花を咲かせるアジサイは梅雨の時季を代表する植物。

毎年6月中旬~7月中旬に見頃を迎える紫雲出山のアジサイですが、年によって見頃が変わるのでコチラもチェックしてみてください。

三豊市観光交流局

※駐車場から山頂園地までは徒歩が基本ですが、高齢の方や足の不自由な方は山頂園地まで車両通行可能。ただし駐車台数に限りがあり、途中離合できないため事前連絡が必要です。

6月26日に行った時は、ほとんどが咲いていて見頃ピークを迎えていました。

まだ見ていない、見に行きたい!という方はぜひ今週末~来週末あたりに見に行ってくださいね。

スカッと晴れた風景もいいですが、霞んだ多島海景観も幻想的でステキでした!

ページ先頭へ↑

2018年06月21日【三崎小環境学習②】ハカセの海学習

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

梅雨を「ながせ」という土佐清水からこんにちは!

今回は、三崎小学校5年生に身近な海「竜串」について知ってもらうため、

海のハカセがやってきました!

大月町の博士タロウとしておなじみの中地先生と、

ハカセと言うより作家感あふれる風貌の古井戸先生です。

お二人は、黒潮生物研究所で海の生き物の研究をしています。

三崎小学校のみんなにとって、一番身近な海は「竜串」。

自転車で5分ほど走ればたどり着くような、目の前の海には、

サンゴやヒトデが100種以上、ウミウシなどが360種以上がいるそうです。

 

     ウミウシ         サンゴの周りには魚が

 

  一部スケルトンのエビ     サンゴと共生するヤドカリ

中地先生も、「日本でも一番豊かな海のひとつ」と太鼓判!

みんなが知っている竜串の、知らない一面はまだまだあるようです。

他にも、中地ハカセが竜串で新発見したナマコやオニヒトデの標本を

実際に見て、触って、その生態を想像してみます。

 

  オニヒトデにおそるおそる触る         新発見したナマコの標本

この新発見ナマコ、名前を「ミジンクルマカギナマコ」というそうですが、

その特徴は?というクイズに「光る!」「透ける!」「伸びる!」「泳ぐ!」と

子どもならではのユニークな回答が。(正解は「世界最小」とにかく小さい!)

竜串の海の豊かさを支えるサンゴについても、ハカセは詳しく教えてくれました。

 

サンゴがどうやって生まれるのか、どれくらい生きられるのか。

200年以上生きているサンゴもある竜串湾。

そんな長老サンゴは、わたしたちに200年前の海の様子も教えてくれるそうです。

海の中だけでなく、磯の生きものも馴染み深い三崎ッ子。

 

カメノテ("せい")やヒザラガイ("ぐじま")は、

ちょっと食べ物には見えない磯グルメ代表格。

みんな取ったことや、食べたことがあるそうです。さすが!

前回は、竜串の海が直面してきた危機について、

オニヒトデや、自分たちの暮らしが原因で引き起こされることを学びました。

今回は、そんな竜串の海がもたらしてくれる「豊かさ」を知り、

知っているようで知らない竜串のおもしろさ、すごさを学びました。

次回は、いよいよ現場へ出動!

海でシュノーケリングに挑戦し、これまで学んだことを

実際に自分たちの目で、確認しに行きます!

ページ先頭へ↑

2018年06月11日第72回大山夏山開き祭(山頂祭)

大山隠岐国立公園 小森 夏奈

山陰地方も梅雨入りとなり、すっきりとしない天気が続いています。

梅雨入り直前の63日(日)、さわやかな晴天の中第72回大山夏山開き祭(山頂祭)が行われました。

今年は大山開山1300年の年でもあり、多くの登山者が山頂を目指しました。その数はなんと2000人以上!

毎年この日は1年で登山者が最も多い日となります。10時の山頂神事に間に合うように登るため登山道は渋滞が発生しますので、時間に余裕をもって登ることをお勧めします。みなさんマナーを守って登られており、思ったより時間はかからず山頂に到着することができました。

9時半に山頂に到着した際には、すでにたくさんの方々が山頂碑の周りに集まっていました。

 

山頂神事では大山登山の安全を祈願します。

山頂では鳥取県が『大山トイレマナーアップキャンペーン』を実施しており、携帯トイレ・マナーアップカードの配布に協力しました。

 

6合目避難小屋横には携帯トイレブースが作られました。鳥取県がブースを快適に使えるよう尽力されています。ブースを利用する際には携帯トイレの使い方をきっちりと守りましょう。

また、登山道沿いには次から次にお花が開花しています。この日見ごろだったのは、4合目付近のタニウツギ、山頂付近のイワカガミです。

 

山頂付近のレンゲツツジも咲き始めていました。日を追うごとに入れ替わっていく花々を楽しみながらの大山登山もお勧めです。虫が増えてきていますので、虫よけ対策はしっかりと行ってくださいね!

ページ先頭へ↑

2018年06月07日【三崎小環境学習①】はじめに

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

天気が荒れると足摺岬に潮の花が舞う 土佐清水からこんにちは!

 

雪のような白い潮の花は、近くで見ると泡だらけでした!

話変わって5月末に、三崎小学校5年生の最初の環境学習を行いました。

今年の5年生は4人!

少数精鋭で、のびのびとした発言が多く、これからの成長が楽しみな4人です。

「はじめに」と題した第1回の授業は、環境学習がはじまった経緯や、

この学習から学んでほしいことを話しました。

まずは、山下レンジャーの自己紹介から。

レンジャーいるところ国立公園あり、ということで、

レンジャーの仕事や日本の国立公園について知ってもらいました。

そしていよいよ本題、環境学習が始まるきっかけでもある竜串自然再生のお話。

海の中の環境変化やオニヒトデの大発生など、

竜串の海が経験してきた災害や、いま直面している問題を知ってもらいます。

毎年三崎小学校内のオニヒトデの認知度の高さには驚きますが、

今年も、サンゴの天敵として、名を馳せていました。

しかし、家や学校を飲み込むほどの大災害だった西南豪雨については、

おばあちゃん・おじいちゃんに聞いたことがある程度。

山や里から出た泥やゴミが川を流れ、海に押し寄せたことや、

その泥を取り除いて、サンゴを守ろうとした人々の活動の話から

今ある豊かな海が、いろいろな人の手によって守られてきたことが伝わったようです。

そんな海に、またしても迫っているオニヒトデ危機。

竜串の海を守るためには、まだまだ人の手が必要なことを知ってもらいました。

5年生は今10~11才。

これまで旅行や引っ越しで見てきた他の地域と比べて、

声を大きくして「自然が多い地元が好き!」という子もいれば、

「高知市も三崎も、どちらもいいところがある」という子も。

それぞれの価値観で、しっかりと地元の良さを捉えられていました。

これから1年の授業を通じて考えてもらいたいのは、

自然がそれぞれ繋がりをもっていて、その中に自分も暮らしていること。

そして、その自然も「守る人」たちがいてこそのものであること。

いつか大人になったとき、「自然」とどう付き合うかを考えるための一歩になれば幸いです。

ページ先頭へ↑

2018年06月06日初夏の紅葉谷(もみじだに)

瀬戸内海国立公園 広島 大高下 理恵

ご無沙汰してます、広島AR大高下(おおこうげ)です。

川原ARに替わりまして、4月に復帰しました!

AR日記では宮島や大久野島などを中心に

国立公園の自然情報やイベント情報を発信していきたいと思いますので

引き続きよろしくお願いいたします☆

さて、今年は例年より早い梅雨入りとなりました。

なかなか屋外へお出かけしにくい時期ですが、

梅雨は植物や生き物にとって大切な季節。

山にしみ込んだ雨水が川となって

水辺は色々な生き物のオアシスとなっています。

宮島の紅葉谷公園には紅葉谷川が流れていますが、

実はロープウェーに向かう途中の四宮神社前に小さな小川があります。

あまり目立ちませんが、

湿地性植物のハンゲショウが生育しており、

初夏になると芽を伸ばします。

[水辺手前に生育しているのがハンゲショウ]

今はまだ青々としていますが、

梅雨時期になると小さな花が咲き、

花弁の代わりに葉が白く変化するという面白い特徴があります。

湿地が減少し数を減らしている中、

整備された公園で生育しているのは珍しいです。

また、ハンゲショウの根元を見てみると、

サワガニ、ツチガエル、アメンボなど水辺に生息する生き物が見られました。

あまりこの小川を観察する人はいないのですが、

水辺には必ず生き物が集まるので観察にはもってこいです。

この時期でしか見られない植物や生き物もいますので

是非水のある場所へ出かけてみてください。

また、紅葉谷公園は紅葉を見に秋に来島される方が多いですが、

実は春から初夏にかけての青々としたモミジもお勧めですよ~

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ