ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年11月10日

2件の記事があります。

2017年11月10日【紅葉情報】 五色台

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

北海道や標高の高い山岳地域では、10月中旬には紅葉の見頃が終わりましたが、瀬戸内ではこれからが紅葉シーズン。

そんな県内各所の紅葉情報をお届けしていきます!

今回は紅葉の名所でもある五色台。

まずは高松方面から五色台へ。

<根香寺手前の県道沿い>

赤くなったハゼはピークですが、モミジはまだまだ緑のまま。

11月下旬には見頃になりそうです。春になると、この辺りはサクラの道になりますよ。

<山門から境内へ>

<本堂前>

<82番札所・根香寺(ねごろじ)>

山門~大師堂までは日陰のせいか、モミジはまだまだ緑。

大師堂~本堂までのモミジは紅葉しているものもあれば、まだ色づき始めたばかりのものなどさまざま。

こちらも見頃のピークを迎えるのはもう少し後のよう。

四国遍路は、大型バスや自家用車で回る人も多いですが、気候のよい秋になると、歩きお遍路さんが増えてきます。

今では遍路道の多くが生活道の再整備によって車道となっていますが、白峯寺~根香寺間の遍路道は、五色台を一直線に抜ける山道。

アップダウンもありますが、昔の人もここを歩いて88ヶ所霊場参りをしていたのかなと感じさせてくれる趣のある道です。

左:<欲しい時にある休憩ベンチ>

右:<国分寺~白峯寺~根香寺との分岐・十九丁>

紅葉する木々は少ないですが、秋のひんやりとした空気と落ち葉で敷き詰められた歩道を歩くのもまた気持ちがいいもの。

五色台のもう一つの紅葉の名所が81番札所・白峯寺(しろみねじ)。

<山門前~根香寺への遍路道>

<本堂・大師堂へ向かう階段>

山門~頓証寺殿付近は真っ赤に色づいたモミジ、咲き始めたツワブキなど鮮やかな秋の風景が見られます。階段~本堂・大師堂付近は色づき始めています。

五色台ドライブの方にはここもオススメです。

<五色台スカイライン>

中山休憩所~大崎ノ鼻方面に進むと、紅葉始めた木々の道の間から瀬戸内海が見えてきます。

ここも春になると桜が咲き、そこから望む瀬戸内海もまた見惚れます。

五色台では11月下旬頃まで徐々に色づき、見頃を迎えます。

ぜひ、お出かけして、秋の風景を楽しんでくださいね!

****紅葉を見に行く方へ*****

・お遍路さんのお参りの邪魔にならないように撮影しましょう。三脚はNG。

・遍路道を歩く時は滑りにくく履き慣れたスニーカー、水分などしっかりと準備を。

・紅葉に見とれるのは仕方がない。けれど、運転中のよそ見は厳禁です!

 ※ロードバイクの方も多いので、運転には気をつけましょう。

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2017年11月10日子どもパークレンジャー「仙酔島で自然のお宝さがし ~島のお宝ガイドにチャレンジ~」を開催しました。

瀬戸内海国立公園 川原康寛

辺りが秋色になってゆく10月の中頃、瀬戸内海国立公園仙酔島で子どもパークレンジャー「仙酔島で自然のお宝さがし ~島のお宝ガイドにチャレンジ~」(10月14日~15日)を開催しました。

※子どもパークレンジャー(JPR)・・・自然保護の大切さや自然とのつきあい方、また生き物に対する思いやりの心など、豊かな人間性を育むことを目的として、環境省レンジャー(自然保護官)と一緒に国立公園などにおいて、自然観察や自然環境学習などを小・中学生に体験してもらうプログラムです。(参照:https://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/)

レンジャーは、国立公園の維持管理を行うと同時に、国立公園内の自然の魅力を様々な方法で発信しています。

今回の子どもパークレンジャー事業では子ども達にレンジャーの仕事を体験してもらうべく、子ども達自身が仙酔島の自然を調べ、その魅力を他の来島者に発信できるようになることを目標としました。

【1日目】

まずは仙酔島の対岸にある鞆の浦公民館に集合し、集まった20人の子ども達で任命式やオリエンテーションを行いました。

 

みんなまだ少し緊張している様子・・・。

オリエンテーションでは、子どもパークレンジャーや国立公園の説明、野外での集団行動の心構え等を確認しました。

オリエンテーションが終わったら、いざ仙酔島へ!

最初はみんな緊張していましたが、島に渡る頃にはもうすっかり友達です。

島に渡って、準備ができたら自然観察へ出発!

海沿いを歩き、彦浦海岸を目指します。

途中、講師の佐伯先生から、恐竜がいた白亜紀にできたと言われる仙酔島の岩石群について解説いただき、子ども達は興味深そうに聞いていました。

 

彦浦海岸では、磯の生き物を探しました。

 

 

カニやウニ、貝類や小魚といった様々な生き物が見つかりました。

ふだん何気なく見ている瀬戸内の海にも、たくさんの生き物が暮らしています。

日常生活ではなかなか見ることがない生き物たちに、子ども達も興味津々でした。

仙酔島の自然の魅力は、岩石や磯の生き物だけではありません。

海での観察が終わった後は、山に登ってみます。

 

コシダやネズ(ネズミサシ)、イヌザンショウといった植物も観察しました。

また、赤石展望台からは、瀬戸内海国立公園の特徴である海と人の生活が調和した風景を眺めることができました。

にわか雨が降る冴えない天気だったのですが、雨ならではの自然にも出会いました。

 

 

左上:コフキサルノコシカケ

右上:キツネタケ

左下:ツチグリ

右下:ドクベニタケ

自然観察が終わると、すっかりお腹はペコペコに。夜には、みんなで協力しておいしいカレーを作りました。

カレーでお腹を満たした後は、ウミホタルを観察したり、夜の自然の音に聞き入ったり・・・夜ならではの自然を体験しました。

 

 

関レンジャーが、ウミホタルを捕まえるためのトラップを仕掛けました。

写真は撮れませんでしたが、たくさんのウミホタルが捕れて、青白い光に生き物たちの神秘さを感じました。また、夜の海辺で耳を澄ましてみると、周りが暗く視覚が遮られているためか、波や風の音や山から聞こえてくる虫の鳴き声がいつもよりはっきりと聞こえていました。

瀬戸内海国立公園は、海域まで含めると日本で一番広い国立公園です。

その中にはたくさんの島があって、また島ごとに違う環境がり、そこに暮らしている生き物も様々です。

子どもパークレンジャー1日目は、そんな瀬戸内海国立公園仙酔島の魅力を一挙に体験できた日でした。

1日中歩き回って疲れたのか、10時頃にはみんなぐっすりと就寝しました。

______________

【2日目】

2日目、きちんと寝られたのか、みんな朝から元気いっぱい。

まずは海辺で、「朝の音」に癒やされます。

鳥の鳴く声や船が海上を走る音など、夜とはまた違った音が聞こえました。

朝の音を聞いて心を静めた後は、1日目にみつけた「自然のお宝」をガイドするための準備に取りかかります。みんなで話し合って、発表の内容を考えたり、発表の役割分担をしたりします。

 

2日間の思い出を込めて、みんな真剣に作業しています。

出来上がったらレンジャーの認定をもらって、いざ発表!

天気があまり良くなかったのですが、多くの保護者の方が集まってくださいました。

1日目に体験した自然を、実際に同じルートを歩きながら保護者に紹介します。

 

海岸で見つけた磯の生き物たち、山で見つけた植物・キノコたち、展望台から見えた瀬戸内海の風景。みんな頑張って仙酔島の「自然のお宝」をガイドしました。

今回集まってくれた子ども達にとって、レンジャーの「調べる」「伝える」といった仕事を体験することで、地元瀬戸内海の自然の魅力を再確認できるよいきっかけになったのではないかと思います。これからも身近な自然を発見し、伝えていってくれると嬉しいですね。

皆さんお疲れ様でした!!

 ※保護者の方にだけでなく、仙酔島に訪れる人みんなに「自然のお宝」を紹介するために、子ども達が発表したガイド資料の一部を鞆の浦の渡船場に掲示する予定です。仙酔島に行かれる際には、是非ご覧ください。

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