ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年8月

10件の記事があります。

2017年08月31日✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ 近況報告

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

まだまだ夏を満喫したいような、

秋の涼風が待ち遠しいような、そんな土佐清水からこんにちは!

最近ご無沙汰していたヤブツバキシリーズ。

今回は、久々に当事務所のヤブツバキたちの成長具合をご報告です。

3月のAR日記では、小さな芽がちらほら出ている程度でしたが、

な、な、なんと!

しばらくお知らせしていない間に、まるでジャングルのような有様です!

目を(芽を?)疑うかも知れませんが、これは紛れもないツバキ。

5月から定期的に撮影したものを時系列で追ってみると・・

   

3月半ばのこの状態から  →  1ヶ月ごとにこんなに変化が!

              (↑2秒ごとのコマ送り画像です↑)

シャリンバイやトベラなど、同時期に蒔いた他の植物と比べてみました。

ツバキの5月以降の快進撃は目を見張るものがあります。

5月半ばから始めた施肥によって、一気に発芽してきました。

9月以降は、ツバキ関連の動きがまたまた活発になります。

昨年から育てた苗が大きくなってきたので、ポットに植え替える地道な作業もあれば、

今年植える分の種とり(ツバキは1万本!)もしていきます。

そして、2学期を迎える学校関係では、

引き続きツバキプロジェクトに関わってもらう足摺岬小学校・中浜小学校に加えて、

強力な助っ人たちも新たに登場する予定です。

昨年度の活動初めから約1年を迎え、

次のステージを迎えるヤブツバキ再生プロジェクト

今後の続報に、乞うご期待です~!

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2017年08月31日【お知らせ】KINOKO × TREKKING

大山隠岐国立公園 湯澤孝介

8月最終日です。

は、はやい...。もう8月が終わってしまうなんて..

今年の夏、みなさん楽しんでいますでしょうか。

まだまだ暑さはぬけませんが、きっとすーぐ秋がやってくるのでしょう。

そしたらまたすぐ冬がきて...。

やばい秋が終わっちゃったよ...と肩を落とす前に!

秋の楽しさを見つけにいきませんか?

今回のお知らせは、去年に引き続き開催する、KINOKOイベントについてです。

キノコチラシ

『KINOKO ×TREKKING』

と き:9日30日(土)9:00~14:00

ところ:隠岐の島町布施自然回帰の森

詳細はこちら

会場位置

コースマップ

※赤波線がコースです(クリックして拡大)

今年は本土よりキノコに詳しい先生をお呼びし、キノコの世界へさらに踏み込んでみようと思います。

キノコの存在に触れるイベントではありますが、TREKKINGの名の通り、山歩きに挑戦したい方、一人では不安な方なども大歓迎です。

ただし、ゆっくりな進行ではありますが、3時間程度山の中を歩きますので、ご自身の体力、健康状態等と相談のうえお申し込みください。

秋の山は気持ちが良いですよ~

お昼ご飯持って山へでかけましょう!

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2017年08月18日【イベント報告】篠山満喫1DAYツアー!

足摺宇和海国立公園 土佐清水 谷吉萌

少し前に花火大会のあった土佐清水からこんにちは!

先日ご紹介したイベント「篠山満喫1DAYツアー!」が無事終了したので、今回はその報告です。

イベントの趣旨は、「山の日」に合わせて

足摺宇和海国立公園を代表する山の一つ、篠山に親しむことです。

ただ登るだけではなく、オリエンテーリングゲームを通して、

『篠山の歴史・文化を知ってもらう』

『現在行っているツクシアケボノツツジの保全活動についても体験を交えて知ってもらう』

『さらに、周辺地域のおすすめスポットも紹介する』

→篠山全体を満喫してもらいたい!という内容。

全部で16名の方が参加してくださり、下は4歳から上は69歳まで!

まさに、老若男女のつどいになりました。

簡単に開会の挨拶と自己紹介をしたら、まずはウォームアップがてら30分ほど歩きます。

年齢差も、日頃の運動量もばらばらですが、ゆっくりと周りの景色を楽しみながら登ります。

30分で、篠山の7合目に到着。

ここで、「山(下)」と「谷(吉)」チームに分かれます。

今回は、豪華景品のかかったチーム対抗戦です!

山頂までの間に計10問のチェックポイントが設けられ、

そこでクイズやミッションをクリアするごとにポイントが加算されます。

たとえば、7合目にある「大杉」。この樹齢と幹周を当てるクイズ。

みんなで手をつないで、それぞれの身長を足してみます。

答えは山頂で、ライバルチームと一緒に答え合わせ。

より近い方がポイントゲットです。

保全活動を体験してもらうミッションもありました。

アケボノツツジの次世代が育ってきているか把握するために行っている

モニタリングの体験として行ったのが「プチモニタリング!」

提示した3つの選択肢から、これぞ!と思う芽を答えてもらいます。

近くには親木があるので、その様子をしっかり観察します。

ここでは、小学生の子が「葉っぱのまわりに細かい毛がたくさん」

「葉っぱがちょっと丸っこいよ」と、鋭い観察眼を発揮しました。

最後は山頂に集まって答え合わせ。

僅差で競り合いましたが、最終的には1ポイント差で優勝チームが決定。

 

豪華景品は、宇和島市側のふもとにある御槙地区の

「みまきガーデン」のランチバイキング無料券!

主催側の、また遊びに来てほしいという思いが込められています。

ゲームの後は、山頂でお昼ご飯。

  

適度な運動後の初めての山ランチ、なんだかご飯がいつもよりおいしいです。

ゆっくり休んだら、またけがをしないように下山します。

ちょっと疲れは出ましたが、ゴール到着時にはこの笑顔!

この後の温泉も、最高に気持ちいいに違いありません。

登山の後は、御槙地区の「祓川温泉」へ。

贅沢な、源泉かけ流しの知る人ぞ知る秘境温泉です。

地元の方々で運営されているこの温泉、

地元の木材で湯を沸かす薪ボイラーを導入しています。

お風呂で疲れを癒やした後は、この薪ボイラーについてもお話を聞きました。

見慣れない大型暖炉のようなこの機械に、みんな興味津々です。

登山から温泉まで、盛りだくさんの一日を終え、

皆さん夏の思い出をひとつ増やして帰っていきました。

今回のイベント、発端は、御槙の方(今回の主催のひとり)から

もっと篠山という素晴らしい資源を活かしていきたい!という

熱い思いが持ちかけられ、始まりました。

保全活動はしていても、なかなかそれを伝える場がなかった状況に、

この声があったことで、人がつながり、舞台ができあがりました。

地域の魅力を「保全し、さらに活かす」ことの

新たな形を、見いだした気持ちになりました。

参加者の皆さんも楽しかった、という言葉を多く残してくださいましたが、

主催者も、おおきな収穫を得た、篠山満喫1DAYでした。

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2017年08月17日瀬戸内海国立公園の自然6「仙酔島」

瀬戸内海国立公園 川原康寛

昼にはセミがせわしなく鳴く一方で、夜にはコオロギなどが鳴き、秋の足音が少しずつ聞こえるようになってきました。

今回、ご紹介する瀬戸内海国立公園の自然は、「仙酔島」から見える景色です。

↓地図(Google Map

https://www.google.co.jp/maps/place/%E4%BB%99%E9%85%94%E5%B3%B6/@34.3831481,133.3782697,14z/data=!4m5!3m4!1s0x35510e9021d2669d:0xafe954229d1049b2!8m2!3d34.3840933!4d133.3960114

仙酔島は、広島県福山市鞆町の沖にある無人島で、仙人も酔ってしまうほど美しい島であることからこの名前が付けられたそうです。

島には橋は架かっておらず、船で渡ります。約5分程度の短い船旅ですが、途中には福寿堂(弁天堂)が建つ百貫島(弁天島)が見えていて、自然と文化が調和した風景を楽しませてくれます。

※島から帰る途中に撮った写真なので、船跡が島に向かって出ています。

仙酔島内にはいくつかの展望地があり、そこから鞆の町並みや瀬戸内海など、それぞれ違った景色を望むことができます。鞆には江戸時代の古い町並みが残されており、仙酔島からこの町を眺めると、まるで江戸時代にタイムトリップしているかのよう。また、夏には海水浴のために、多くの人が来島します。

仙酔島を含めた「鞆の浦」一帯は、広島の「宮島」と同じように国の名勝地にも指定されています。また、仙酔島は白亜紀後期の火山活動によってできた島だと考えられており、特徴的な岩石や地層を観察することができます。この島は文化的にも自然的にも、我々を魅了してきた島なのです。

残り少ない夏休み、仙酔島を訪れて、瀬戸内海の文化と自然に触れてみるのもオツかもしれませんね。


地質についてのお話は、またの機会にじっくりと・・・。

仙酔島の「五色岩」赤色、黄色などいろいろな色の岩が見えます。

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2017年08月16日【体験教室】 昆虫観察会

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

8月の体験教室は、夏休みの自由研究にもってこい!「昆虫観察会」

駐車場からクラフトハウスに向かうまでの間も、観察会スタートまでの間も待ち切れんとばかりに捕虫網を手にバッタやトンボを追いかけるほど子供たちはやる気十分!

そんな子供たちの高ぶる気持ちを一旦落ち着かせ、まずは昆虫を観察・採集する前に今回の講師・好井さん(かがわ自然観察会)から大切なお話を。

①森歩きの心得

 森に入ると、いろんな生き物がいて、中には飛んでくることも。森は生きものたちの住処であって、

 私たちはそこにお邪魔するお客さん。「こんにちは、お邪魔します」という気持ちで森に入りましょう。

②危険な生きものは森歩きの前にインプット!

 ウルシやハゼなどのかぶれやすい植物、スズメバチやマムシなど森の中には毒を持つ危険な生きものも。

 初めにどんな対処すればいいのか、どんな生きものなのかを知っておくことで、

 慌てず落ち着いて行動できますよ。ハチなどが人に止まっても、相手は人を物だと思っているので騒がず、

 払わず、あえてじっくり観察してみるのもよし!

③服装・持ち物チェック

 虫刺されやかぶれ予防に長袖・長ズボン、歩きやすいシューズ、暑さ対策の飲み物など準備バッチリなら

 森歩きもより楽しめます。

④やさしい気持ちで

 昆虫を追いかけると夢中になってしまいがちですが、持つ時はやさしくそっと。

 いざ放す時に羽や足が折れていたら・・・。

そんな心得や捕虫網の使い方などを教えてもらったら、お待ちかねのフィールドへ!

今年は暑さのせいか7月下旬になってもなかなかセミの鳴き声がせず、「昆虫観察会どうしよう!」とハラハラドキドキでしたが、1週間ほど前になってやっと「あー、夏休みだなぁ」と感じるほどの鳴き声が聞こえてきてホッとしました~。

【声は聞こえるけど・・・】

そんなセミ、木の幹と同化して鳴き声をする方を探してもなかなか見つかりません。

と思いきや実は目の前の木にいた、なんてことも。

成虫探しもいいのですが、宝探しのように見つけるのがセミの抜け殻探し。

抜け殻って同じように見えますが、特徴を捉えるとそれが何のセミなのか分かりますよ。

左【ツクツクボウシ】薄茶でツヤなし   発見しやすさ★★

右【ニイニイゼミ】体が丸くて泥だらけ  発見しやすさ★★★                

魚の池ではトンボ探し。

ここも暑さのせいかいつもより少ないような。そんな中でもしっかり目を見張った子供たちは小さなイトトンボを見つけ出します。

右【シオカラトンボとショウジョウトンボ】

左【クロイトトンボ】 

右【モノサシトンボ】名のとおりモノサシのように目盛りがあるのが特徴

昆虫ではないですが、遊歩道にある巣箱を使って、野鳥がいつ巣箱を必要とするのか、どんな環境が暮らしやすいのかなど「私たちだったら・・・」と考えながら設置のコツを教えてくれました。

1時間ほど遊歩道を歩き、水分補給の後は、インタープリターから今話題のヒアリについてレクチャー。

事務所から標本も持って行きましたが、「思ったより小さい!」とみんな興味津々でした。

■ヒアリの特徴

・大きさ 働きアリの体長は2.5~6㎜と個体差あり

  • ・ 色  赤っぽくツヤあり。在来種のクロオオアリはマットな黒

  • ・ 巣  ヒアリの巣はアリ塚と呼ばれる土でできたドーム状。

     巣に足や棒を突き刺すと怒った数100匹ものアリが登ってくるので危険!!

「黒い」「大きさが2.5㎜より小さい」「働きアリの大きさにバラツキがない」アリはヒアリではないので、まずは落ち着いて見てみましょう。

■でも、やっぱりヒアリかも!

という場合は、県の自然環境部局かお近くの環境省地方環境事務所にお問い合わせください。

実際、高松事務所にもいくつか「ヒアリかも」という問合せが来ますが、調べてみると在来種(日本にいる)アリだったり、はたまたアリグモというアリに擬態したクモだったり。こういった特徴を知ることである程度判断できるのではないのかなと思います。

夏休み期間中は、ビジターセンターの自由研究ネタコーナーにて、ヒアリに関するポスターも掲示していますので、興味ある方はぜひご覧ください。

さぁ、話題のヒアリについて学んだ後は、体を動かしますよ~。

昆虫観察会では恒例となりつつある、広場でバッタ捕り競争!

捕虫網を持って、1列に並んで・・・よーいドン!!

子供たち、走り回る走り回る!見かねた講師から「トンボを捕まえたいならじっとして相手が来るのを待つ。追いかけると逃げるよ~」とポイントを伝授。

まぁ、じっとしておけないですよね(笑)というか、捕まえるのはバッタなんですが。

子供たちだけでなく、大人も必死にバッタ捕りに参戦!

帽子を捕虫網にしたり、小さなショウリョウバッタに悪戦苦闘ですが、なんとか時間内に1匹以上は捕まえられました。

講師から頑張った子供たちへ上位入賞者にエコボトルを、参加賞として折り紙などをプレゼント。

そして、最後に涼を取るかき氷でバッタ捕り競争のクールダウンを。

今年は少し昆虫の姿が少なかったですが、その分「見る」「(鳴き声を)聞く」など五感を使った昆虫探しができたのではないでしょうか。

参加した子供の中には、昆虫の特徴などをよく知っている子がおり、将来どんなふうに成長していくのか楽しみで仕方ないです。

晩夏から秋にかけても、まだまだ昆虫たちはいっぱい!

心得をしっかり保ちつつ、楽しい昆虫観察を満喫してくださいね。

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2017年08月10日【体験教室】 ハチミツ絞りと蜜蝋キャンドルづくり

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

今年もやってきました!

大人気の体験教室「ハチミツ絞りと蜜蝋キャンドルづくり」。

なんと今回で6回目を迎えるプログラムですが、毎年キャンセル待ち続出の人気っぷりで、もはや五色台ビジターセンター夏の恒例プログラムとなっています。

今年も五色台のふもとで生業されている中田養蜂さんが講師としてミツバチの働きや手動遠心分離器を使った蜂蜜絞り体験などを教えてくれます。

まずは、「ハチミツってどうやってできるの?」という質問。

でも、これって大人でも知らない人がほとんどなのでは?「ハチミツ」=「花の蜜」と思いがちですが・・・。

ミツバチは花の蜜を一旦体の中に取り込み、酵素で凝縮分解した後、再び体内から出して巣に入れています。この甘~いハチミツ、実はミツバチが創り出しているんです!

花の蜜を舐めたことある人なら分かると思いますが、意外と甘くない・・・。

そのハチミツをいただく巣箱には、小さな八角形が集まった巣板が8枚入っています。その巣板1枚にはなんと!ミツバチが2,000匹も!巣箱にはもちろん女王バチも。

中田養蜂さんは香川県内の農家や採蜜場所に巣箱を置いているそうで、五色台だけでも800~1,000箱を5~12ヶ所に分けて置いているんだとか。

【資料と絵を見ながらフムフム・・・】

基本的なことですが、ミツバチのすごさ、身近な食品だけど意外と知らないことを少し知ってから体験をすることでいろんな疑問やミツバチに対する気持ちが変わってくるのではないでしょうか。

そんな後は、いよいよ2手に分かれてハチミツ絞り体験と蜜ろうキャンドルづくりのスタート!

まずはハチミツ絞り体験のようすから・・・。

ハチミツがた~っぷり入った巣板を持ってみると・・・「重い!!」

中田さん達から丁寧に教えてもらいながら、ナイフを使って蜜がこぼれないように表面を固めた蜜ぶたをこそぎ取ります。

この時のポイント★

・ナイフはノコを挽くように前後に動かそう。

 ナイフに蜜がくっついて「ナイフが動かない!」ということが少ないです。

・密ぶたは薄く切り取ろう。

 あまり深く刃を入れてしまうと八角形の巣が壊れてしまいます。巣板はまた巣箱に戻し、ミツバチたちが

 使うもの。できるだけミツバチが壊れた部分を修繕しなくてすむように薄く切り取りましょう。

【蜜いっぱいの巣板、結構重い!】

蜜ぶたが切り取れたら遠心分離器に巣板を入れます。

そして、ハンドルを一気に回すと・・・

【キラキラしているのは飛び散る蜜】

遠心力で蜜を飛ばすので、外側に向いている方の蜜が取れただけ。ある程度蜜が出なくなったら巣板の向きを変えて、もう反対側の蜜も遠心分離器で採蜜します。

両面とも採蜜できたら、あま~くいい香りのするハチミツのできあがり。

絞りたてハチミツは中田養蜂さんのご厚意でお土産としてお持ち帰り。

右:蜜を絞った後は驚くほど軽い巣板!

左:とろ~りとしたハチミツに思わず手が伸びそうに・・・

順番にハチミツ絞り体験を待っている間は、観察箱でミツバチをじっくり観察。

【女王バチはどこかな~?】

左上側に他より大きめのミツバチがいるよ。

子供だけでなく、大人も興味津々。むしろ大人の方が興味があるようで、中田養蜂さんにいろいろ質問したり、燻煙器やネット付き帽子など養蜂グッズを見たりしていました。

さて、こちらは蜜ろうキャンドルづくり。

まずは、上側を缶切りなどで開けた空き缶(スチール缶)に蜜ろうを入れて湯煎して溶かします。ここでやっちゃいけないのが、空き缶を直火に当てて蜜ろうを溶かすこと。これをやっちゃうと爆発することがあるので、必ず湯煎をして溶かしましょう。

その間に、キャンドルを固めるためのシリコン型の準備。

シリコン型が破れないように竹串などで穴を開けて、そこにロウ芯(火が灯るところ)となるヒモを通してくくります。

そうこうしていると、蜜ろうが溶けてくるので、ヤケドに注意しながらシリコン型にロウを流し込んでいきます。ここでのポイントが、一気に流し込まずにゆっくり少しずつロウが固まるのを待ちながら流し込むこと。そして、シリコン型は動かさないこと。固まったかどうか気になるところですが、そこはガマン(>_<。)

30分くらい経つと・・・

【見事に固まりました!】

ハチミツ絞り体験と蜜ロウキャンドルづくり組が交代して、一通り終えたらお楽しみが。

ハチミツ4種の試食&どれか分かるかなクイズ!

【さぁ、香りと味の違いを頼りに答えを導いて・・・】

ハチミツってどれも似たような味だと思っていたら、意外としっかり違いがあることが分かったようで、みんな驚きの顔をしていました。さぁ、答え合わせはどうだったのでしょうか。

正解は、①サクラ ②ビワ ③アカシア ④タマネギ

気になる人はおうちで食べ比べしてみましょう。

ハチミツの味の違いを知った後は、少しミツバチについてのお話を。

■働きバチってオスが多い?メスが多い?それともどちらかだけ?

働きバチはメスのみ。しかも外で蜜を集める外勤バチは年配のハチで、巣の門番や幼虫の世話をする内勤バチは若いハチ。これは外勤バチの方がスズメバチなどの天敵や雨で羽が濡れて飛べなくなったりと危険要素が多いことから寿命の短い年配バチが外に出るのだそう。

ちなみにオスバチは交尾のためだけに存在するので、いない時期もあるそう。

■ミツバチの寿命って?

ミツバチの寿命は1ヶ月程度。

その反面、女王バチは2~3年程度生き、中には8年生きた女王バチもいたそう。女王バチは毎日1,500~2,000個の卵を産み続けます。

■ミツバチの役割

毎日のように食べている野菜や果物。それもミツバチが果物や野菜の花を受粉して実ができるのです。ミツバチがいなくなると、ハチミツができないばかりか、野菜や果物が実らず、私たちの食卓は・・・と考えると、ミツバチって本当に有り難い!

中田養蜂さんでは香川県下の2/3の農家さんにミツバチを貸し出しているそうですよ。ちなみに我が家の畑も近所のイチゴ農家さんから飛んできたミツバチのおかげで野菜や果物が実っています。

そんなミツバチたちですが、自然環境の変化によって少しずつ変わってきているそう。

昔に比べ、蜜源となる花が減ったことでミツバチ自身も栄養が取れなくなり病気がちになったり、そしてミツバチの数が減ってきたりと自然環境の変化と共にミツバチ達の環境も変わっています。今は野菜や果物も実り、ミツバチがつくり出すハチミツやローヤルゼリーなどの恩恵も受けていますが、100年後はどうなっているんだろう・・・?

同じミツバチからでも採集する花によって味の違いハチミツができること、それも花やミツバチの状態や採るタイミング、その場所の環境によって味が変わってくることを学んだ今回。近づいてきたら手で払いがちなハチですが、古くから人の暮らしに密着し、私たちに多くの恩恵を授けてくれる大切な存在。

食事をいただく時に野菜や果物などを作ってくれる農家さんだけでなく、一緒に実りを支えてくれているミツバチにも感謝しながらいただきたいなと感じた体験教室でした。

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2017年08月08日「ミヤジマトンボ・エコ観察会」を開催しました。

瀬戸内海国立公園 川原康寛

81日にミヤジマトンボ保護管理連絡協議会主催で、「ミヤジマトンボ・エコ観察会」を開催しました。

ミヤジマトンボは、国内では宮島でしか生息が確認されておらず、環境省はこのトンボをレッドリストで絶滅危惧ⅠA類(絶滅の危機に瀕している種)に指定しています。そんな希少なトンボについて、地元の小学生に知ってもらうべく、当観察会は実施されました。

今回、参加してくれたのは、廿日市市立地御前小学校の5年生達。

まずはミヤジマトンボとその生息地である宮島をよく知るために、小学校で事前学習しました。

宮島の歴史や自然、トンボの生態についての話を聞き、宮島はいったいどういう島なのか、なぜミヤジマトンボが宮島にだけ生息しているのかを考えました。

そして、事前学習の後は、いよいよ宮島へ移動して観察会。

午前中に学習した、潮水と淡水が入り交じる「潮汐湿地」を観察してみます。

ミヤジマトンボはヤゴの間、この潮汐湿地で成長します。そしてトンボになって、またこの湿地で卵を産みます。ミヤジマトンボは他のトンボに比べて成長が遅く、他のトンボが暮らしている場所では、競争に負けて生きてゆけません。そんなミヤジマトンボにも潮水に強いという特技があって、他のトンボが生きてゆけない潮が入る水の中でも生きてゆけるのです。

このような潮水と淡水が入り交じった潮汐湿地が、かつては日本全国にあったのですが、人間の活動によって破壊され、ほとんど残っていないのが現状です。宮島は、昔から神様が居着く島(いつくしま)として崇められ、人間活動がほとんど及びませんでした。その結果、ミヤジマトンボが生きてゆける湿地が残っているのだと考えられています。

ミヤジマトンボを観察した後は、浜辺で飛び回っている小さなムシを追いかけてみます。

そのムシの正体は、ルイスハンミョウ。

  ↓アクティブレンジャー日記 瀬戸内海国立公園の自然3「ルイスハンミョウ」参照

   http://chushikoku.env.go.jp/blog/2017/06/3-2.html

このムシもミヤジマトンボと同様に、人間の環境破壊によって棲む場所がなくなっている生き物です。宮島には、こういった絶滅に瀕した生き物がたくさん棲んでいます。

ひと通り観察会が終わった後は、浜に流れ着いたゴミを拾いました。

ふだん人が出入りしないような場所でも、たくさんのゴミが落ちていました。

人間が何気なく捨てたゴミでも、そのゴミは海を巡って、ミヤジマトンボの生息地のような希少な環境までも汚してしまっているのです。

そして最後は、坂本先生から地御前小学校の生徒達へ熱いメッセージ。

日本各地で自然環境が破壊される中、昔のままの自然が残っている宮島は、まさに奇跡のような島です。宮島を見て育ったみんなに、これからも宮島を守っていってもらいたい!とのことでした。

何十年何百年先も、ミヤジマトンボがたくさん飛んでいる宮島であって欲しいですね。

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2017年08月08日小さな湿原、生き物たちの繋がり

瀬戸内海国立公園 松山 福田学

「こんにちは」とそばかすだらけの顔をのぞかせるのは、コバネイナゴの幼虫です。
すっかり夏の装いとなった、医王池(通称蛇池)の様子をお伝えします。

蛇池は湿地植物が豊富で、愛媛県の天然記念物に指定されています。

蛇池といえばサギソウです。えひめ自然百選の一つに選定されています。

しゃがみこんで視点を低くすると、湿原植物の森をシラサギが、翼を広げて飛んでいるように見えます。

湿原植物の森を形作るのは、カヤツリグサ科とイネ科の植物です。背丈が高く、細長い葉が特徴です。

コマツカサススキ

カモノハシ

細長い葉に擬態し、餌とする生き物といえば、ショウリョウバッタです。日本最大種のバッタで8月の旧盆(精霊祭)の時季になると姿を見せることが、この名前の由来の一つです。オスのほうが体が小さく、飛ぶときに前後の翅を打ち合わせてチキチキと音を出すので、チキチキバッタと呼ばれたりもします。

ショウリョウバッタ♀

ショウリョウバッタ♂

イネ科の植物の汁を餌とするのはホソハリカメムシです。水田の稲の害虫としても有名です。

細長い葉に擬態するハンターもいます。それはカマキリです。まだ子供のカマキリですが、なかなかの面構えです。

ヌマトラノオの群生です。

虎の尾という名ですが、とても可愛らしいです。虎のしっぽが、こんな花柄だったら楽しいですね。

最後に登場するのは、ナガコガネグモです。とても美しい姿のクモです。
ナガコガネグモ♀


ナガコガネグモ♂


クモの巣に特徴があり、スタビリメンタムと呼ばれる、白い帯状の模様で巣を飾ります。スタビリメンタムの機能には多くの説があり、カモフラージュ、体を大きく見せるため、網の安定、紫外線光を反射させて獲物をおびき寄せるなどなど、いろいろ言われています。またその形はクモによって異なり、デザインを競い合っているかのようです。

小さな湿原に広がる生態系をのぞいてみませんか?

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2017年08月07日外国人が見た大山の新たな魅力

大山隠岐国立公園 森安 唯

先週8月5日、大山隠岐国立公園内、大山寺のまわりを

カメラを持って歩く、大山写真教室を開催しました。

今回は外国人の方に大山隠岐国立公園の魅力を知ってもらうおうと

外国人の方限定で行った写真教室。

参加者は、フランス、タイ、アメリカ、ロシア、ブラジル、中国の6カ国!

今回講師をお願いしたのは、元新聞記者で、多くの国々で写真を撮影されている

カメラマンの河野さん。大山に関する写真集も出版されています。


素敵な日本式の庭園やいろいろな表情のお地蔵さん、石畳などさまざまな

テーマでみなさん思い思いに写真を撮りました!

みんなで順番にモデルになって撮影会も行いました。

これはお地蔵さん?

これは看板むすこかな?

大山寺の参道沿いだけでもたくさんの撮影テーマがありました。

少し違った視点で撮影した写真もあり、外国人の方によって大山の新たな魅力の発見にもなりました!

また、今回8/1から8/31までの1か月間

外国人の方が見た大山隠岐国立公園をテーマに外国人の方からの写真を募集しております。

詳しくは環境省中国四国環境事務所ホームページをご確認ください。

http://chushikoku.env.go.jp/to_2017/post_149.html

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2017年08月04日あっという間の一週間でした。

大山隠岐国立公園 柳川 にいな

本土よりは比較的すずしい隠岐とはいえ、日中は32℃の真夏日となっています。

そんなうだるような暑さを吹き飛ばしてくれる、

さわやかなインターン生との仕事も今日で最後となってしまいました。

とても短い期間ではありましたが、この1週間頑張って頂いた広岡さんに

本日最後のお仕事、1週間の締めくくりとして【仕事体験の感想】をAR日記で紹介してもらいましょう!

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1週間、お世話になりました広岡です。とても簡単ですが振り返ってみます。

~体験させていただいたこと~

■色々なところへのパトロールに同行して記録をさせてもらいました。

ほんの一部ですが様子を・・

島前(どうぜん)の島のひとつ、知夫里島(ちぶりじま)にて

牛が道のまんなかにたくさん!そっと通らせてもらいます。どうしてここに牛がいるのでしょう。

昔ここは、牛の放牧の場でもあり、でも実は作物づくりの場でもあったそうです。そこにいったいどんな仕組みがあったのでしょうか。その歴史は・・

同じく島前の西ノ島(にしのしま)にて

この橋のような岩は、通天橋(つうてんきょう)と言います。どうしてこんな形になったのでしょうか。

近くの看板を見ると、大地の歴史を勉強できます。

島後(どうご)のトカゲ岩展望台の周りの登山道にて

たくさんのきのこや生きものたちが。

実は霧でトカゲの形の岩は見れなかったのですが、豊かな森にはいろいろな生き物が。

季節には隠岐固有のオキシャクナゲのお花など様々なお花も楽しめるようです!経験豊かなガイドさんと一緒に安全に楽しく森の散策をしてみてはいかがでしょうか。(植物や生き物はもって帰れませんが、じっくり観察を。)

                       

ぜひ奇岩(きがん)トカゲ岩も見てみてください。

■環境教育プログラムの作成や普及活動、自然を感じるイベント運営について学びました。

 このアクティブ・レンジャー日記にも、いろいろなイベントの様子が書かれているので見てみてください!

■国立公園の環境を守るための規制や外来種駆除活動について学びました。

オオキンケイギク 

この花は北米から来たものです。

いろいろな方の協力で駆除活動が行われています。

見てもらいたいもの、体験してもらいたいものがたくさんあるとき、それを伝えるには・・

○伝える相手はどんな人なのか、によって伝え方をいろいろと工夫すること

○国立公園は様々な団体、自治体、地域の方々、様々な方の協力で守られています。その方々のことや、隠岐の生活文化のことも合わせて伝えていくことが大切なのだと自分なりに学びました。

そしてまずは自分の感受性を豊かにして、自然のすばらしさをたくさんキャッチすること、そして自分が感動したことをまわりに伝えていくこと、をこれからしていきたい、と強く思いました。

隠岐管理官事務所の、水落管理官、湯澤アクティブ・レンジャー、柳川アクティブ・レンジャー、関係する様々な団体さん、隠岐の方々、に大変お世話になりました。

また私もほかの季節にこちらに必ず来てみたいと思います。

皆さんも大山隠岐国立公園の隠岐地区にぜひいらしてみてください!

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広岡さん、お疲れ様でした!

この5日間共に過ごして、新しい発想や違った視点にこちらが気付かされることも多く、刺激的な毎日が過ごせました。仕事中も常に真剣に自然と向き合うその姿、とてもかっこよかったです!

たのしい時間はあっという間で、別れは名残惜しいですが

今度はゆっくり観光客の視点でも隠岐を満喫して欲しいですね。

また是非隠岐に遊びに来て下さい!

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