ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年5月

8件の記事があります。

2017年05月31日【イベント報告】高崎山自然観察会

大山隠岐国立公園 湯澤孝介

花粉症アクティブ・レンジャーの湯澤です。

今はイネ科です。泣きながら現地を駆けてます。こんにちは。

5月13日(土)に行われた西ノ島町立中央公民館主催の高崎山自然観察会についてご紹介です。

だいぶ報告が遅れてしまいました...ごめんなさい...

前日まで雨がパラパラしていましたが、当日は歩けるコンディションになりました。

高崎山地図

高崎山(西ノ島町)

高崎山風景

大山隠岐国立公園に指定されている自然豊かな山です。

参加者

参加者は、町内外の方や海外からの観光客合わせて20名弱。

観察はもちろん、良い国際交流の場となりました!

靄

霧がかかり景色は真っ白でしたが、林内は原生的な雰囲気が漂うなんとも神秘的な登山でした。

ホタルカズラ  クサタチバナ

ホタルカズラ                  クサタチバナ

開花している植物だけで約20種確認できました。

生憎の霧で、山頂付近からの景色は望めませんでしたが、

講師の口村先生からは、植物だけでなく高崎山、焼火山などの成り立ちの話、その他多くのおもしろい豆知識を披露いただきました。

今回のイベントでは、西ノ島町内の方だけでなく、島後(隠岐の島町)や海外からの観光客の方が参加されるなど、自然観察会を通して多くの交流が生まれました。

自然を楽しみながらつながりを深めるというのはとても素敵なことですね。

※国立公園内では、動植物の採取を行わないようお願いしておりますm(_ _)m

 人が活用し生活に近い存在の雑木林や植林地、対して手つかずの自然が残る保護区域など、

 それぞれの環境だからこそ生きている生き物や自然の姿をお楽しみ下さい!

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2017年05月29日鏡ヶ成でみんなの努力が実っています

大山隠岐国立公園 森安 唯

こんにちは!

大山隠岐国立公園は新緑真っ盛りで、いよいよ夏山シーズンの到来!

私も山に登ることが増えて、毎回多くの人にお会いしています

今日は大山隠岐国立公園内、鏡ヶ成地域にある湿原と草原について紹介します。

 

こちらは去年と一昨年撮影された湿原や草原の植物たち

バイケイソウ

  

       

マツムシソウ

リンドウ           

キセルアザミ

 

植物に誘われて蝶々もやってきますよ。

 

こんなに植物が育つようになったのは理由があるんです。

 

鏡ヶ成にある湿原は、何年か前までササや低木に覆われており、

他の湿原植物が育ちにくい環境でした。

 

そこで2000年から私たち環境省を含む地域の関係者たちと自然再生のプロジェクトが始まりました。

 

2年前

 

今年の作業終了後の写真

ササや低木を除去し、湿原の植物が育ちやすいよう環境づくりをしています。

 

さらに近年では一般のボランティアさんを募集したり、

大学との協力で科学的根拠に基づいた作業を進めたりするようになっています。

 

鏡ヶ成の美しい風景はこうしたみんなの努力があって保たれています。

今年も夏に向けて多くの植物が顔を出し始めます。

ぜひ鏡ヶ成に足を運んでみてください!

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2017年05月29日瀬戸内海国立公園の自然1「厳島 弥山のタゴガエル」

瀬戸内海国立公園 広島 川原康寛

はじめまして。4月から広島事務所のアクティブ・レンジャーに就きました川原と申します。当アクティブ・レンジャー日記をとおして、『瀬戸内海国立公園の自然』をテーマに、生き物や景観などを皆さんにご紹介したいと思います。

さて、すっかり気温が高くなって、いよいよ梅雨の足音も聞こえてきそうな時期になりました。今月の初めの大型連休には、瀬戸内海国立公園のひとつ「厳島 弥山」にも多くの方が訪れて下さいました。

少し時期は過ぎてしまいましたが、春先の弥山では、川やしみ出しから「グー、グー」と不思議な鳴き声が聞こえてきます。声は聞こえども、その姿は見えず・・・。登山を楽しんでいる方々もこの声に気付いて、その出所を探しているようでした。が、やはり見つからない様子。

それもそのはずで、鳴き声の主はこの「タゴガエル」というカエルで、オスがメスを呼ぶために、伏流に潜って鳴いています。

※写真のカエルはメスなので鳴きません。お腹の中に卵が入っているのが見えますね。

タゴガエルは、本州・四国・九州の山でふつうに見られるカエルですが、瀬戸内海の島で見つかるのは稀なようです。このカエルはしみ出し等に潜って卵を産むので、山に豊かな水がないと生きていけません。弥山の原生林は、そんな彼らにとって、居心地が良かったのでしょう。

厳島を訪れた際には、弥山の豊かな自然を、目でも耳でも楽しんでみて下さい。

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2017年05月24日5/21(日)クリーン三瓶に参加してきました!

大山隠岐国立公園 大山淳子

はじめまして

大山隠岐国立公園松江管理官事務所に、5/1に着任しました大山淳子です。

残念ながら、だいせん、ではなく、おおやまと読むのですが、これも何かの縁だと、何かに導かれてここにやってこられたのかな、と思っています。

これから島根半島東西部、三瓶山に関する情報をお届けしていきたいと思っています。

また満喫プロジェクトという、外国人の方にも国立公園をもっと楽しんでもらうという取り組みの担当にもなりましたので、そちらに関する情報なども今後発信していきたいと思います。

よろしくお願いします!

さて、今回は、

5/21()に参加してきました「クリーン三瓶」についてお伝えしたいと思います。

西の原から見た男三瓶、子三瓶(5/21撮影)

天気がよくて、三瓶山がくっきりと姿を見せてくれました

今年で38回目の開催となる「クリーン三瓶」は、文字通り、三瓶山を、ボランティアで集まって下さったみなさんで清掃するというイベントです。

清掃場所は、西の原、浮布池、お手植えの松、山頂、三瓶自然館、三瓶外周路の各周辺です。

クリーン三瓶開会式

開会式の様子

しかし、うれしいことに、このイベントのおかげだったり、三瓶山を利用されるみなさまのおかげだったりで、最近は清掃するゴミが減少傾向にあるそうです。

そこで、前回に引き続き、私が参加した班では、西の原で外来植物のブタナの除去を行いました。

島根県立三瓶自然館の井上さんの説明を受け、ブタナの除去を行います。

ブタナは、見た目はタンポポに似た、ヨーロッパから来た外来植物です。

ブタナの花(5/21撮影)なぜ除去をしないといけないのかというと、外来種であるブラックバスが日本の魚の生息場所を圧迫するように、本来日本で生育する生物のすみかをブタナが圧迫しているからだと、井上さんが説明下さいました。

タンポポとの見分け方は、

タンポポ→茎が茶色

ブタナ→茎が緑、だそうです。

ブタナの葉(5/21撮影)

切れ込みの入った毛が生えているような葉を持っています。

一面を覆うブタナの葉(5/21撮影)

よく見ると、一面ブタナに覆われているといっても過言ではないかもしれません。

根まで掘り起こせて除去できたブタナ(5/21撮影)

スコップで掘り、根から取り出します。

これがなかなか力のいる作業です。

しかし、ブタナ根絶のためにせっせと作業をします。

この日は、本当にいい天気で、熱中症に注意しながら、作業をしました。

参加者が西の原でブタナを除去している様子(5/21撮影)参加者がブタナの除去をしている様子(5/21撮影)

葉を摘み取るだけでも、綿毛が拡散するのを防げるため有効だそうです。

みなさんのおかげで、2時間の作業でこんなに集まりました。

たくさんのゴミ袋に集められたブタナ(5/21撮影)

みなさん本当にお疲れ様でした!

また、別の班では、三瓶山の草原景観を守るために昨年度山麓の西の原登山道脇で伐採した木の運び出し作業を行いました。

その木は、今年度から三瓶山麓にある三瓶バーガーさんのご協力で、薪として販売し、一部を三瓶山の自然環境維持のため「島根社会貢献基金」に寄付してくださることになりました。

トラックの荷台にあふれんばかりに積まれた切り出された木々

軽トラック約4台分の木を運び出しました。

三瓶バーガーさんの一階部分の材木置き場に積まれている薪

店舗一階部分で販売されます。

さらに、三瓶バーガーさんのご厚意で、今回参加して下さったみなさんにバーガー100円引きのクーポンの配布がありました。

三瓶バーガーさんが配布したクーポン(表)三瓶バーガーさんが配布したクーポン(裏)

今回のクリーン三瓶の日から、三瓶山景観維持のために、販売したハンバーガー1個につき1円の寄付もして下さることになりました。

三瓶山をバックに三瓶バーガー

そのクーポンを使い、お昼は三瓶バーガー。

おいしくいただきました。

みなさんで力を合わせて作業をし、かなりのブタナを除去できたと思いますが、まだまだあります。

こうやって実際に作業をして、本当に多くのブタナが繁殖していて、本来ここに生息しているはずの植物のすみかを圧迫しているのだなと、実感しました。

そういった植物がのびのびと本来の場所で暮らせるように、これからもこういった活動に参加していきたいと思います。

この日記を読んでくださったみなさんも一緒に参加してもらえると嬉しく思います。

読んでくださりありがとうございました。

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2017年05月10日✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ⑧ 足摺岬オリエンテーリング

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

こんにちは!

5月2日のGWまっただ中、観光客賑わう足摺岬で、

足摺ヤブツバキ保全プロジェクトの新たな動きが始まりました。

新たな動きとは・・・

今年度からツバキ保全の「担い手」として、強力な助っ人が登場!

足摺に縁のある子どもたちが通う2つの小学校、

足摺岬小学校と中浜小学校のみなさんです!

 

この2校の児童計32名には、

1年間を通してこの保全プロジェクトについて知ってもらい、

実際にツバキの苗を育てたり、メダケの伐採をしてもらう予定です。

第1回は足摺岬が舞台。

遠足もかねてやってきた2校には、あるゲームに参加してもらいました。

その名も「足摺岬オリエンテーリング」!

競技オリエンテーリングを簡略したルールで、

5~6人1チームで、10のチェックポイントを探しながら足摺岬を回ってもらい、

チェックポイントで「クイズ」や「試練」をクリアするごとにポイントが加算され、

最後に得点の高かったチームの優勝です。

この「クイズ」の中には、

国立公園についてや、足摺岬にヤブツバキが多い理由、

メダケや他の植物についても知ってもらう要素が入っています。

   (ツバキの芽を当てる「クイズ」)

もちろん、せっかくの遠足なので、遊び要素も忘れていません。

「試練」として、

マッチ棒パズルならぬメダケ節パズルや、ツバキの葉をつかった草笛、

足摺に縁の深い「メダケ・ツバキ・サバ・テング」のワードを使ったダジャレづくりなどなど、

楽しんで足摺一周をしてもらえるよう工夫しました。

今回は、ゲームで楽しく学習、チームプレーという要素の他にも、

たくさんの副産物がありました。たとえば・・・

自然と下級生の手をひく上級生の「お姉ちゃん」「お兄ちゃん」らしい姿や、

中浜と足摺の新1年生があいさつをする姿など、

学校内、外の交流が深まる1日になっていたように思います。

今回は、「足摺岬の自然」について知ってもらう導入でした。

次は高学年でメダケの伐採&タケノコ試食を行います。

これからも、小学生たちの活躍や、地道な育苗奮闘記など

「足摺ヤブツバキ保全シリーズ」の動きを伝えて行きますので、

お楽しみに♪

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2017年05月02日【お知らせ】高崎山自然観察会について

大山隠岐国立公園 湯澤孝介

先週末、山陰は気温が高かったようですね。

聞くと30℃近くまでなっていたとか。

ちなみに隠岐は20℃前後と過ごしやすく、良い休日をおくれました。

(風と日差しは強めでしたが(汁))

さて、今回はGW明けに開催されるイベントについてご案内します。

大山隠岐国立公園に指定されている高崎山で、季節の自然を楽しみにいきましょう!

お問い合わせ先:西ノ島町立中央公民館(08514-6-0171)

高崎山 ホタルカズラ

       頂上付近の展望                 ホタルカズラ

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2017年05月01日鏡ヶ成も山開きで春を迎えました!

大山隠岐国立公園 森安 唯

はじめまして!

4月より大山隠岐国立公園の魅力を伝えるべく活動しています森安です。

今回は、先日428日に大山隠岐国立公園の鏡ヶ成高原で、

登山シーズンの到来を告げる山開きが行われましたので

その様子をお届けます。

鏡ヶ成はブナやミズナラに囲まれた自然豊かな高原。

トレッキングやキャンプ、自然観察が楽しめ、休暇村もあります。

 

今回休暇村主催で行われた山開きには約40名の方が参加され、

薄紫色の花を咲かせるカタクリが見られる擬宝珠山へみんなで向かいます。

ガイドさんの説明を聞きながら、ゆっくり山を登っていきます。

 

現地調査で登った2週間前には、こんなに雪があった頂上付近も、

 

今はカタクリの花が咲き、日々色が変わっていく山々を眺めることができます。

山から下りると休暇村さんが、参加者皆さんに、

団子汁と塩むすびをご用意くださいました。

具だくさんで団子はもちもちです。

 

私たちは、山開きとカタクリの花の開花に備え、

事前にカタクリの花を守るロープ張りを行っています。

ゴールデンウィークに、カタクリの開花はピークを迎えます。

ぜひ鏡ヶ成高原へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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2017年05月01日GWは篠山へ花見に行ってみませんか❀

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

GWに合わせるかのように前週に雨が降り続き、

今はすっかり五月晴れの土佐清水からこんにちは!

今日は、GWのお出かけにぴったりのスポット、

「篠山(ささやま)」を紹介します。

愛媛県愛南町と宇和島市、高知県宿毛市の県境に位置する篠山は、

九州以外ではここでしか見られない「ツクシアケボノツツジ」が有名です。

ここ最近は早めの開花で、GW前には散ってしまっていましたが、

今年の見ごろはドンピシャリ!

場所はこちら!

愛南町、宿毛市からの車のアクセスが可能です。

駐車場からは40分~1時間弱のハイキングですが、

愛媛県の「えひめ森林浴88ヶ所」にも選定されている場所ですので、

ゆっくり上って、さわやかな森の中を楽しめますよ。

さてさて気になる山頂の様子は・・

 

4月30日現在のようす。

今年は花芽がすこし少なめのようですが、

一部満開の木もあり、きれいなピンクが広がっておりました。

アケボノツツジのほかにも、山頂付近の見どころはたくさん!

1500年ほど前に建立された「篠山神社」には、

人力で運ばれ積み上げられた石段や、

年月による風化でその古さを物語る狛犬などがあります。

山頂には、お弁当を広げて休憩するには最適なスペースがあり、

その横にひっそりと「矢筈の池(やはずのいけ)」があります。

よく見てみると、オタマジャクシがたくさん泳いでいて、

梅雨以降にはケロケロという鳴き声が響き始めます。

蕾のたくさんついた木は、これから満開を迎えますので、

今のところ、GW中は楽しめると思います。

ここで、耳寄り情報をひとつ!

篠山の基本的な情報やアクセス方法、

そして花の最新情報が篠山観光開発協議会のHPで見られますので、

ぜひ、チェックしてみてください~♪

5月になって、暖かくなってきてはいますが、

山の天気は変わりやすくいものです。

最低限の装備は携行して、ケガや病気をしないよう

お休みを存分に楽しんでくださいね~!

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