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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年4月 3日

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2017年04月03日【体験教室】 竹でご飯を炊こう!

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

みなさん、飯盒(はんごう)でご飯を炊いたことはありますか?

普段登山やアウトドア体験をしない人でも、子供の頃に林間学校など学校行事でキャンプに参加したことがある人なら体験したことがあるのでは?

3月の体験教室は、竹で飯ごうを作ってご飯炊きにチャレンジします。

まずは飯盒づくりから。

使う竹は、直径(桿(かん))が太く、高く成長する肉厚なモウソウ竹。火にかけなければマダケでもいいですが、モウソウ竹よりも肉薄のため火にかけると焦げてしまうことがあるので、モウソウ竹がいいでしょう。直径が大きいとお米を入れたりするものスムーズです。また、竹は新鮮な方が竹の香りがご飯に移りいい香りがしますし、竹自体に水分が残っている方が火にかけた時に焦げづらいです。ここ、ポイントですよ。

作り方は↓↓

①ノコギリを使って竹を一節分カット

②竹を横に寝かせて、転がらずに安定したら上側が穴を開ける方です。

 ※ここで上側を確認しないと、火にかけた時に竹が転がってしまいます!

③節間の中心から測って印しを付けて、ノコギリとノミでカット。

④竹の中を洗って、コップなど使ってお米を入れた後、洗米。

「あれ?お米と水の分量は量らないの?」と思いましたよね?

実は、量らなくてもこれで米:水の分量=1:1.2が自然とできあがっているのだそう。う~ん、数学が苦手なのでよく分かりませんが、竹の長さ・直径と穴の大きさでそういうことになっているのか。。。

⑤竹を横にして、水を穴いっぱいまで入れてふたをし、竹の両側は焦げないようアルミで巻きましょう。端っこはお米が入っていないので燃えやすいためです。

お米に水分を吸わせている間に火起こしと竹の食器作り。

今回作る竹の食器は、ご飯を食べるための浅皿とご飯のお供・豚汁を食べるためのお椀。

どちらも簡単に作ることができるので、作業時間が少ない時でも作ることができますよ。時間があれば、小刀を使ってお箸を作ってもいいですね。竹の食器を使った後は、カビを防ぐためにしっかり乾燥させてから仕舞いましょう。

こちらは火起こし班。

火種が小さくならないように、大きな火になるまで竹や薪、団扇で風を送って火を起こしていきます。

火がある程度大きく、安定してきたら竹飯盒を乗せましょう。火が大きくなりすぎると、竹を載せる時に熱くて危険なので注意しましょう。また、かまどの形状にもよりますが、どの竹も火が均等に当たるように配置すると炊きムラができないですよ。

<だんだん大きくなってきた!>

この火力がご飯を炊く上で大事なんです!

「始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くともふた取るな」このフレーズ、ご飯を炊く時に聞いたことがありませんか?「はじめちょろちょろ」は弱火で沸騰させ、「中ぱっぱ」が沸騰したら強火で一気に炊きあげる。「赤子泣いてもふた取るな」は、噴きこぼれてもふたは取ってはいけないという意味と赤ん坊が泣いてもご飯を蒸らすまで待てということ。ただ、この「はじめちょろちょろ」は洗米してすぐに炊く場合です。今回は30分ほどしっかり吸水しているので、最初から火力全開で一気に炊きあげていきます。

少しすると・・・

<じゅわじゅわ~っといい音が>

水が噴きこぼれてきたら、火を弱めます。このまま強火で炊くと焦げてしまいますよ。

水分が出てこなくなり、少ししてからふたを開けてご飯の具合を確認して、水っぽくなければ火から下ろしましょう。火にかけて炊きあがりまでは約30分。

竹を少し落ち着かせ、ご飯を取り出しやすいように上部をナタでカットします。

そこから現れたのは・・・

<ナタでコンコンッと竹を割ったら・・・>

<ふっくら美味しいご飯ができあがりました!>

みんな上手に炊きあがり、食べる顔も笑顔そのもの!

中には春休みに東京から来てくれるお孫さんのためにこの体験教室に申し込んでくれたお婆ちゃんも。キャンセル待ちでしたが、体験教室直前になって参加できることになって大変喜んでいたそう。よかった!

(残念ながら泣く泣くキャンセルされた方はまたの機会にお申し込みくださいね m(_ _)m)

五色台体験教室では、クラフト体験以外に郷土食やアウトドア料理PGなどを行うことも。

それは「ただ美味しくご飯をつくろう」だけでなく、身近な物・意外な物を使ってできる料理体験や地元だからこそ知って欲しい郷土料理、そこから地元の自然や歴史・民俗いろんなことに興味を持ってもらいたい、少しでも自然とふれあえるきっかけにしたいと思っています。

これからもみなさんに楽しんでもらえる、いろんなことに興味やアンテナを張ってもらえるようなプログラムを提供していきますので、また五色台にお越しくださいね!

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