ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年10月

13件の記事があります。

2016年10月31日漁師とサバと宝石サンゴと・・・

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

天気が続いて晴れ晴れしい秋の土佐清水からこんにちは!


いま、足摺宇和海国立公園では、年々訪れる人数が減っていて、

地元にある恵まれた資源を使って、もっと地元を盛り上げられないか、

もっとたくさんの観光客に来ていただけないか、

地元の市町を中心に、産業面で、観光面で、色々と策が練られています。


普段、どちらかと言えば自然を守る関係の仕事が多いのですが、

少しでも地元の盛り上がりに貢献したい!

・・・というわけで、(かなり強引ですが)土佐清水自然保護官事務所も、

ハロウィンに乗っかってみました。


土佐清水市で10月最後の週末に催されるジョン万祭り。

そのなかの、ハロウィンの仮装コンテストに出場を決定!

メンバーは山下R、谷吉AR、山下R奥さんの3人です。

狙うはもちろん1等賞です。


小さな魔女やかわいいドラキュラ、ちびっこマリオなど21組が出場するなか、

我々の装いはというと・・・

漁師とサバと宝石サンゴと

周りからの浮き具合といったら尋常ではありませんが、語呂がすばらしいのと、

何より、これぞ土佐清水の恵まれた資源だと思い、選択した渾身の仮装です。

ハロウィンとは・・・という声がちらほら聞こえてきますが。


とはいえ、コンテスト出場は決定しているので、開き直るしか有りません。

司会からマイクを奪い取って、山下レンジャーが宝石サンゴとアテレコ一人二役でスタート。

単純明快に、漁師がサバを釣り上げ、宝石サンゴを網で穫るデモンストレーションです。

10分にも満たない時間でしたが、出し切りました。


そして21組終えての結果発表。

審査基準もわからないままに、根拠なく入賞を確信していました。

しかし、栄光のグランプリに輝いたのは「ちびっこマリオ」でした!

ステージ上でマリオジャンプを繰り広げたパフォーマンスが勝因でしょう。


我々も、ハロウィンの仮装としては逸脱しながらも、3位入賞と大健闘。

大きなホールケーキをゲットしました。


コンテストのあとは、町に移動して、トリックオアトリートの大パレード。

仮装をして、お菓子かごをもった子ども約250人が、町中を練り歩きました。


土佐清水出身のジョン万次郎がつないだアメリカとの縁を祝するお祭りで、

異国のイベント・ハロウィンを子どもも大人も、大いに楽しみました。

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2016年10月27日足摺岬 一斉清掃!

谷吉萌

ずいぶん秋らしい気候になってきた土佐清水からこんにちは!


あちこちで草刈りが行われるこの季節。

足摺岬では10月25日に一斉清掃が行われました。

総勢30名近くの人が集まり、半数の人の手には竹箒。

落ち葉掃きも、みんなでやればすぐに終わりそうです。

他の人は軍手にゴミ袋、火ばさみの装備で、手に三々五々、ゴミを拾います。

園地内を歩いていると、歩道上にはそこまで目立つものはありませんが、

林の中には食品の包装や瓶、なぜかスリッパや手袋が埋もれています。


白山洞門の前、あろうどの浜には漂着ゴミがわんさかあって、

ゴミ袋が足りなくなるほどでした。

すべてのゴミを集めると、1tトラックの荷台がゴミ袋で埋まりました。



ゴミを拾っていると、その雑多さに驚きます。

ここでピクニックでもしたのかな?というほどお菓子の空袋が散乱しているところや、

だれかここで宴会しました?と疑いたくなる空き瓶・空き缶の密集地など。

意図せずに落としたり、悪気なく置き去ったり、

一人一人が出す量は少しでも、ちりも積もればなんとやら。


行楽シーズンで、あちらこちらに紅葉狩りや登山に行く方もいるかと思いますが、

ぜひ、「落とさない・置いていかない」を心がけていただけると嬉しいです。




おまけ

ゴミ拾いで下ばかり見ていて、首を回していると、

頭上の木の葉裏にびっしりと何かが・・・。

その正体は、

以前ヤブツバキ林保全シリーズで登場したオオキンカメムシでした。

ツバキやミカン、トベラなどの常緑樹を好み、集団越冬するそうです。

人間の頭の高さ以下にはあまりいないのですが、

ふと上を見上げると、葉裏が真っ黒に見えるほどの樹もあったりします。

足摺半島に足を運ぶ際にはぜひ、見上げてみてくださいね~

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2016年10月25日大山秋の一斉清掃活動

伊藤信広

ご訪問ありがとうございます。

大山秋の一斉清掃に参加しました。
国立公園大山は、日本海に近く自然豊かな独立峰であり数々の動植物から歴史的遺産、名所旧跡があります。そして春夏秋冬を通じて海外から全国各地から地元の多くの方々に親しまれてきています。
豊かな自然を後生に引き継いでいくために、美化活動として大山一斉清掃が行われています。

この大山一斉清掃は、全国に先駆けて官民一体の「大山の美化を推進する会」の前身である「大山をゴミから守る県民運動連絡協議会」が1977年417日に結成されました。そして529日に大山の周りの66地区で第1回の一斉清掃が行われました。以降毎年、夏山シーズンに入る前の4月第3日曜日に春の一斉清掃と秋の行楽シーズン前の10月の第3日曜日の秋の一斉清掃が1年に2回、市町村の枠組みを超えて大山全域の一斉清掃が行われています。
1982
4月25日に他の会も統合して「大山の美化を推進する会」に改称されました。
現在は31団体が加盟しています。

それでは、大山秋の一斉清掃の様子をご紹介します。

国立公園大山桝水高原 一斉清掃開会式の様子。

伯耆町役場 飛田職員より一斉清掃への注意事項が説明されています。

「大山の美化を推進する会」の後藤先生から、外来種のセイタカアワダチソウ除去方法について解説中の様子。セイタカアワダチソウの除去は、一気に引き抜かないで2回か3回くらいぐっぐっと引きその後一気に引き抜くと根っこから除去できると解説がありました。

セイタカアワダチソウ除去の様子。

大山一斉清掃(伯耆町地区)は、桝水高原だけでなく広範囲に美化活動が行われています。

現在、大山一斉清掃は、大山町、伯耆町、琴浦町、江府町の4町にそれぞれの主会場を置き実施されています。

ゴミの収集実績は、1977年には6tもの収集がありましたが、1996年以降は1t未満の収集になっています。因みに、2009年から2015年収集実績は、平均0.5tとなり利用者のマナーアップの改善が顕著に現れていると思います。

これからも、美しい大山を守るために利用者の皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

最後までご覧くださり大変ありがとうございました。

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2016年10月24日国立公園大山頂上保全活動

大山隠岐国立公園 伊藤信広

ご訪問ありがとうございます!

国立公園大山(標高1729m)で平成28930日、「大山の頂上を保護する会」のメンバーらが中心になり頂上保全活動が実施されました。

当日の参加者は、ボランティア、行政関係者なども加わり約30名で3班に分かれて頂上保全活動を行うことになりました。そして最初に保護する会の後藤先生の指導のもと、ヤマヤナギの苗約50本を弥山頂上碑(標高1709m)の周辺と崩落が著しく進む三角点への尾根に沿って苗植えが行われました。作業に先立ち狭い尾根での植栽活動前には、背中を谷側に向けないことなどの安全作業への留意事項が説明されました。苗植えの後は、耐久性のあるヤシの繊維で作られた網や、コモを敷く作業など、植物の植生復元を助ける対策が行われました。また頂上の弥山避難小屋付近ではオオバコなどの外来種駆除作業が実施されました。

-

大山三角点への頂上保全作業の様子。

頂上を保護する会は、1985年の発足以来、山頂での保全活動を毎年、積極的に取り組んできています。歴史を振り返ると、大山は昭和11年(1936年)に国立公園の指定を受けました。その後、西日本を代表する山として広く知られるようになりました。また冬期は、西日本のスキー場のメッカとして多くのスキーヤーにも愛されるようになりました。そして昭和50年代には、年間10万人の登山者があったと言われています。

現在では年間約6万人から7万人の登山者で賑わっています。

また近年は、海外からの登山客も増えてきています。

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縦走路でヤシの繊維で作られた網固定する作業の様子。

今年も若手の参加者が活躍しています。

やまやなぎの苗木を植えている様子。

過去には、多くの登山者によって、次第に弥山山頂一帯が裸地化していきましたが,「大山の頂上を保護する会」が「一木一石運動」を行動目標として、昭和60年(1985年)に誕生しました。そして昭和61年(1986年)には環境庁によって「大山頂上保全計画」が策定されました。昭和62年(1987年)には環境庁の補助によって、鳥取県が主体的に「大山頂上植生復元事業」を開始しました。その後、専門家による「大山頂上保全研究会」が組織され多大な役割をはたしています。

尾根部分作業終了後の様子(茶色部分)

頂上を保護する会が誕生して30年を越えました。今後も大山を愛する人達の力によって再生した大山山頂の植生保全を継続実施していくことが大切です。そのことにより大山の自然景観も改善されていくと思います。

そのためには、この山頂保全活動のバトンを受ける若い力が必要です。若い人たちが主体的に関わっていける環境つくりが、これからも必要と感じています。今後も出来ることから小さなことから、大山の魅力を伝えて行きたいと思います。

最後までご覧くださり大変ありがとうございました。

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2016年10月20日【イベント報告】外来植物除去&わくわく自然体験in鏡ヶ成

大山隠岐国立公園 大利茜

鏡ヶ成

◎鏡ヶ成(かがみがなる)

大山の南東側、標高約900mの場所に位置する「奥大山」と呼ばれるエリアです。

周囲を烏ヶ山(からすがせん)、象山(ぞうやま)、擬宝珠山(ぎぼしやま)にぐるりと囲まれ、

自然豊かなこの場所には草原や湿原が広がり、冬には豪雪地帯となりスキー客が訪れます。

 

 

10月16日(日)ここ鏡ヶ成で、「外来植物除去活動&わくわく自然体験」を実施しました。

 

タンポポ除去ブタナ除去

午前中は「大山秋の一斉清掃」の一環で、外来植物除去作業をしました。

今回除去のターゲットとなったのは「セイヨウタンポポ」と「ブタナ」。

たんぽぽブタナ

セイヨウタンポポ(左)はヨーロッパ原産の帰化植物で、環境省要注意外来生物に指定されています。

ブタナ(右)もヨーロッパ原産の帰化植物で、各地に分布しています。

 

タンポポ根っこレクチャー

掘ってみると、根っこが地下深くまでしっかり伸びています。

在来のタンポポとの見分け方や、「根切り」と呼ばれる道具での除去方法など、レクチャーを受ける皆さん。

 

重さ表彰

除去したブタナやタンポポの重さを量り、たくさん除去された方には景品のプレゼントも!

人数が集まればあっという間、山盛りの外来植物が駆除されました。

ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

 

団子汁

★こちらは参加者の皆さんが毎回楽しみにされている、団子汁の振る舞い。

 休暇村奥大山の石田さんがご用意くださいました。

 これを目当てに参加している、という方が実に多いです◎

 

 

午後からは「わくわく自然体験」と題して、「象山コース」と「擬宝珠山コース」に分かれて

登山や自然観察などを楽しみました。

長房さん

環境省レンジャーによる、大山隠岐国立公園やルール・マナーについてのお話

 

◎象山(山登り入門)コースの様子

出発ブナ林

象山山頂から

登山の基本を学びながら、わいわい楽しく歩きました。

ブナ林を抜けると、こんな景色が広がっていましたよ。

 

 

◎擬宝珠山(植物観察)コースの様子

長尾さんスライド

擬宝珠山山頂

講師は毎年おなじみ「米子野鳥保護の会」の長尾先生。

植物解説のスライドを見た後、擬宝珠山を歩きながら植物や自然を満喫です。

 

 

自然豊かな鏡ヶ成。

ぜひ皆さんも、足を運んでみてくださいね!

 

 

 

●鏡ヶ成では一斉清掃や自然体験の他、湿原保全プロジェクトなども実施しております。

 お気軽にご参加ください!

 湿原

『湿原守ろうプロジェクトin鏡ヶ成』

日時:平成28年11月16日(水)9:00~14:00 

場所:鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成 (鏡ヶ成湿原)

参加費:無料

内容:湿原の乾燥化の要因となっている(事前に刈り取られた)ササや低木を運ぶ作業を行います。

申込み先:休暇村奥大山(℡0859-75-2300)

※詳細はお問い合わせください。

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2016年10月19日【三崎小学校環境学習④】 グラスボートで見残しへ!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

週末になると天気が悪くなる土佐清水からこんにちは!


さてさて三崎小学校の環境学習、今回は海を、地球を、体感できる授業でした。

講師は竜串でジオパークを営業しながら、長年サンゴ保全活動に取り組んでこられた竹葉さんと

市の職員で地質の専門家、土佐清水ジオパーク推進室の佐藤専門員です。


まずは、グラスボートに乗る前に、竜串のサンゴの歴史をおさらいです。

平成13年の西南豪雨後から、泥の除去やサンゴ移植などの

いろいろな活動によって、今の状態になったことを、写真を見ながら説明してもらいます。


それからクイズ!

これがなかなか難しく、まだまだ地元の海でも知らないことがたくさんあることを痛感しました。


ついにグラスボートで海へ!

すこし波がありましたが、みんな船底の光景にかじりつき。

「あっでっかい魚!」「緑のあれ、苔?サンゴ?」と、興味津々です。

海域公園の3号地と呼ばれるサンゴの群生地で停まり、

サンゴが育む豊かな生態系、そしてそれを守るための国立公園のしくみ、

大切な資源を取り尽くさないこと、次世代につなげていくことを学びました。


そして見残し海岸へ。

弘法大師が竜串にきて「みのこし」たというお話が由来のこの海岸。

1500万年前の奇岩群があって、周遊するとちょうど良い観光コースです。


ここで行うのが、地球の歴史を感じる、地質(ジオ)学習。

大昔にいきものが這った痕や、いきものの巣の化石などが見られます。

そして大小さまざまな穴が空いた奇岩、斜めに突き刺さるように切り立つ崖など、

大きな地殻変動や、じわじわと長い年月をかけて行われてきた変化を目の当たりにします。


お昼を挟んで、竜串湾を見渡せる展望台へ。

10月半ばも過ぎて、むしむしする暑さですが、見晴らしの良いところへ出ると、歓声があがります。

集合写真をぱちり。



最後に、土佐湾で見られるクジラについてのお話がありました。

ホエールウォッチングが盛んな土佐湾ですが、そもそもどうして土佐湾にクジラが来るのでしょうか?

答えは、山から始まる水の旅にあります。


海に流れこむ水をさかのぼると、川を通り里の傍を流れ、山に行きつきます。

山から栄養たっぷりの水が流れ出て、やがて川をながれ海にたどり着き、

たくさんの植物プランクトンを育て、それを食べる動物プランクトンが育ち、

さらにそれを食べる小魚が集まって、

最終的に、それらを食べるクジラがやってくる海になります。


この授業の趣旨でもある、「山・川・海・里のつながり」がよく分かるお話でした。


今回のこの授業を踏まえて、次は生きものをそだてる栄養の源、山へ行きます!




【おまけ】

授業の終わりにおもしろい50mメジャーの使い方がありました。

地球は今46億歳。見残しの地層は1500万年前のもの。

1億年を1mとして広げると・・・

46億年は46m。そして1500万年は、15センチ・・。小学生の靴よりも小さいんです。

見残し海岸で、1500万年前の化石を見て驚いていましたが、

地球46億年の歴史を考えると、本当につい最近のことなんですね。

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2016年10月17日きのこ見っけた!

大山隠岐国立公園 湯澤孝介

先日、調査に併せて自然回帰の森へ下見に行ってきました。

入り口付近のスギ林で見られた"きのこ"をちょこっとご紹介。

 

自然回帰の森は、今月29日(土)に、きのこの観察を行う場所ですよ~。

イベント案内

 

スタートはこちら。

スタート

中谷駐車場/登山口

  

このあたりは標高400mほどですが、海岸線に比べるとだいぶ肌寒く感じます。

余談ですが、100m高度が上がると、0.6℃下がると言われていますので、単純計算で2.4℃ダウン!

 

防寒対策は万全に!

  

 

さてさて、きのこのお話ですが、

単一な環境になりがちなスギ林では、種数はあまり多くないのです..

 

が!

入り口付近を歩き始めると、早速登場。

カワラタケ

こちらはカワラタケ

いわゆるサルノコシカケの仲間です。

スギ林に限らず枯れ木であればいろいろなところで出てきます。

割とよく見かける?かもしれませんが、

このきのこには抗ガン物質が見つかったこともあり有名になりました。

若いうちに摘んだものを乾燥させて、お茶にする用途もあるようです。

 

続いて...

スギヒラタケ

スギヒラタケです。

スギ林での彼らの出現率はかなり高めです。

やや古めの倒木や切り株によく出てきますよ~。

昔から食用とされていたようですが、数年前に、同種または類縁種を食して、中毒事故が発生したこともありますので、食用には要注意です。食べる場合は専門家や保健所等で確認してもらいましょう。

 

続いて...

とてもかわいいこちらは・・・

スギエダタケ

スギエダタケ(まだ幼菌です)

スギ"ヒラ"タケ同様スギ林によく出てきます。やや小柄ですが、動物や植物などの有機物を分解する力が強く、"森の掃除屋さん"と呼ばれることも。

ちなみに、小さくて食べるところは多くないですが、吸い物や和え物で食べられているそうです。

 

スギ林以外もさら~っと歩いて20種ほど見かけましたが、10月下旬はどうなっているのでしょうか!?

観察会ではきのこの本体にも迫ります!(ほ、ほんたいっ!?)

お楽しみに~

  

※きのこの種類の判別はとても難しいので、食べる場合は専門家や保健所等で確認してもらいましょう。 

※国立公園内では、動植物の採取を行わないようお願いしておりますm(_ _)m

 人が活用し生活に近い存在の雑木林や植林地、対して手つかずの自然が残る保護区域など、

 それぞれの環境だからこそ生きている生き物や自然の姿をお楽しみ下さい!

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2016年10月14日【お知らせ】西ノ島サイクリングの開催について

大山隠岐国立公園 久永剛大

 こんにちは!隠岐の久永です!秋になり、過ごしやすい気候になりましたね。

 

 昨年も開催したサイクリングイベントですが、好評につき今年も開催いたします。

 運動の秋と言いますが、サイクリングにも暑すぎず、寒すぎず、秋晴れの日には最高に気持ちいいライドができます。

 昨年開催時はまさにそんな秋晴れの日でした。

 

 昨年の様子

 昨年の様子1昨年の様子2

 

 

 場所は隠岐島前の西ノ島。

 いちず

 

 

 約30㎞道のりをゆっくりサイクリングします。

 途中立ち寄る焼火神社では宮司の松浦さんにご案内していただけます。

 

 この機会に家で埃かぶっているあいつを引っ張り出して見ませんか?

 初心者の方でもレンタサイクル(電動機アシスト付き)があるので参加可能です。

 詳細はチラシをご覧ください。

 

 チラシオモテチラシウラ

 

  

 チラシpdf

 参加募集チラシ、申込書.pdf

 

 皆さまお誘い合わせの上ご参加下さい。

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2016年10月11日✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ② メダケの活路

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

秋だけど、まだまだ暑い土佐清水からこんにちは!


さてさて、先週に引き続きヤブツバキシリーズ、早速第2弾です。

前回ご紹介しました、足摺半島で繁殖している「メダケ」。

ヤブツバキ含む、他の植物の生長を妨げるほど増加しているんですが、

これを使ってなにかできないか・・・考えに考えました。


そして思いついたのが、「メダケで一本釣り」!

 足摺岬のメダケで竿を作り、

 餌は川や海の岸辺で、自分たちで調達する。

昔ながらの竹竿釣りをやってみよう!というイベント企画です。


11月に開催予定ですが、今回試験的に行ってみました。

まずは竹の調達。

あまり太すぎず、先がしなるメダケを探し、節を整えます。

先にしなり癖のついた良いメダケを選ぶ、さすがの釣り名人。


竹を持って、伊佐漁港へ

本当は磯や海釣りが楽しいのでしょうが、

今回は安全とアクセスのしやすさを優先して、漁港で行います。

糸と針をセットして、いざ、フィッシング開始!

が!魚影はちらほら見えているんですが、食いつきが悪い・・・

これでは釣りの楽しさが分からないのでは、と冷や汗。

ここで釣れたのはゲンナイ(イシモチ)でした。


気を取りなおして、足摺岬を挟んで反対側の漁港へ

一縷の望みをかけて、釣り糸を垂らすと、とれるとれる!

  

ゲンナイはもちろん、ニシキベラにオヤビッチャ、カゴカキダイなどなど

ここは活きが良いみたいで、カラフルな小魚もたくさんいます!


なぜこんなにも違うのか。潮か、時間帯か、場所か。

直前にもう一度下見をする必要はありそうですが、

とにもかくにも、なんとかイベント自体は開催できそうです。



満を持して告知!

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「足摺メダケでいっぽん釣り!?」

足摺岬のメダケを使って、竹竿作り♪

えさを自分でとってきて、竹竿を使って釣り体験してみよう!

[日時] 11/12(土) 8:30-12:30

[募集人数] 15人

[参加費] 無料

[集合場所] 8:30に市役所

※当日はマイクロバスで移動します。

詳しくは、環境省土佐清水自然保護官事務所(0880-82-2350)まで

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今回は「メダケ」を「釣り竿」にしてみるという試みですが、

他にも、建材や物干し竿はもちろん、笛やペンなどにも加工されるメダケ。

厄介者扱いせずに、うまく活用できる道を探していきたいですね。



おまけ

今回、思わぬモノを釣りそうになってしまいました。

なんだかわかりますか?

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2016年10月10日大山・山の日講座 ~自然との付き合い方を考える~/阿弥陀堂コース自然観察会

大山隠岐国立公園 伊藤信広

ご訪問ありがとうございます。

山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝することを趣旨とする国民の祝日、「山の日」が今年2016年811日に初めて実施されました。ここ国立公園・大山は西日本有数の広大なブナ林があり、様々な動植物を見ることができます。

 この度、この「山の日」制定を機に、国立公園・大山の豊かな自然との付き合い方を考える講座を9月24日(土)、鳥取県大山町大山の大山情報館で開催しました。

参加者16人は、米子自然環境事務所の西所長の挨拶をはじめに、鳥取県立博物館の清末幸久主幹学芸員から「自然との付き合い方」について解説を受け、自然観察会(大山阿弥陀堂コース)では、元大山自然歴史館館長の上橋敬氏と一緒に大山の地蔵文化、ブナや杉の植生などの解説を受けました。

それでは、大山・山の日講座のはじまり~はじまり~

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鳥取県立博物館の清末講師から大山の鏡ヶ成が自然保護憲章発祥の地について解説がスタートしました。

大山の鏡ヶ成 自然憲章発祥の地に刻まれている大切な言葉。

・自然をとうとび、自然を愛し、自然に親しもう。

・自然に学び、自然の調和をそこなわないようにしよう。

・美しい自然、大切な自然を永く子孫に伝えよう。

大山山頂の裸地化から、一木一石運動と大山山頂保護への解説。

数多くの先人達により、大山頂上の植生復元のために調査・研究・保護事業等の歴史が紹介されました。

講座では、大山のみならず日本の緑化運動の事例紹介を受けました。

また、地元の生態系を乱してしまう、「自然保誤」の貴重な事例紹介がありました。

清末講師は、「種を見て環境を見ていない。大切なことはまず自然観察をしてその地域の生態系をそしてその特徴について理解することが大切な基本であるとポイントを押さえて」解説されました。

そして参加者の皆さんも自然保護活動に取り組んでほしいと働きかけをされました。

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さあ、いよいよ待ちに待った大山阿弥陀堂コース自然観察会のはじまりです。

気合いを入れてストレッチに励む方もいらっしゃいます。

大山寺参道にて上橋氏から、餓讖(がしん)地蔵について解説の様子。

餓讖(がしん)地蔵は、天保8年(1837年)、この年は天下の大飢饉で大塩平八郎が乱をおこした年であり、この前後の年も大飢饉で多くの人達が横死しました。これを弔い、将来二度とこのような事がないように祈りをこめて天保12年(1841年)に建立されました。

上橋氏からビールのホップに似たクマシデの解説に興味津々の参加者のみなさま。

夏山登山道手前に生息するキリンソウ。

可憐で美しい花です。ここ大山では沢山見ることができます。

道中に咲くツリフネソウ。

この花も大山で沢山見ることが出来ます。

赤い実はナナカマド。

竈に七回入れても燃えないで、残ることからこの名前になったそうです。

また、一方では7日間、竈で焼いて炭をつくるから、と言う説もある。

植物の名前の由来はなかなか面白いです!

ところで大山では、ナナカマドの実が大きい年は大雪が降ると言われていますが今年の冬は果たしてどうなるのでしょうか?

大山のブナや杉の植生について解説する、清末講師。

阿弥陀堂コース自然観察会の様子。

当コースは比較的なだらかで、人気のコースです。

圓流院前で、クルミの実について話に聞き入る参加者のみなさま・

阿弥陀堂建立の謎について解説する上橋氏。

大山とブナ林について解説する清末講師。

阿弥陀堂コースに落ちているブナの実について解説。

大山の利生水(井戸)の解説。

この水のお蔭で白髪 が黒くなり、髪がきれいになると伝説が残されています。

興味深い伝説の残る利生水とその周辺の様子。

写真左上が利生水の井戸。珍しく水が沢山ありました。

自然観察会も終わりに近づいてきました。

歩きにくい南光河原ですが、結構人気がありました。

清末講師がホソバノヤマハハコを発見されました。

日あたりのよい山地の草原に生える多年草で、地下茎がのびてふえます。母種のヤマハハコよりやや小型で葉が細くて幅は2~6mmの線状披針形です。葉の裏面に綿毛を密生しやわらかな白色が優しく目に映りました。

自然観察会の終点、大山寺に到着しました。

ここで、アンケートを書いていただき、閉会式のあと解散しました。

みなさま、ご参加大変ありがとうございました!

また、機会がございましたらよろしくお願いいたします!

おわりに

この講座をとおして、豊かな自然や史跡が残る国立公園・大山の自然環境をこれからも守っていくために、利用上のルール、マナーなど自然を大切にするために、心がけることなどを考える機会となれば幸いです。

またもう一歩踏み込み、知り得た自然保護の心を機会をとおして時には家族に友人、知人にも知らせ、働きかけることも大切な自然保護活動の基礎にもつながると思います。

最後までご覧くださり大変ありがとうございました。

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